試食

香り高くスパイシーな専門店風本格カレーが15分で作れるエスビーの「本挽きカレー」を使って鶏・豚・牛でカレーを作ってどれが一番うまいか確かめてみた


専門店のようなスパイスと素材の香りを手作りのカレーで楽しめるというエスビー食品の「本挽きカレー」が2020年2月10日から登場しています。油脂の量を抑えてスパイスの量を増やし、「濃厚でスパイス感のあるカレー」をコンセプトに作られたということで、一体どんな味わいなのか鶏・豚・牛を使っていろいろ作って食べてみました。

本挽きカレー|S&B エスビー食品株式会社
https://www.sbfoods.co.jp/honbiki/


本挽きカレーの辛さは中辛と辛口の2種類。


どちらもパウダータイプのカレールウで、ゴールデンカレーと比較してカロリー30%オフになっているとのこと。


まずは赤いパッケージの中辛から作ってみます。


ルウのみの1皿分のカロリーは53kcal。辛味順位表では辛さが「3」になっていました。


原材料はこんな感じ。コリアンダ-、ジンジャー、カルダモンなどのスパイスのほか、ソテー・ド・オニオンやミルポワパウダーといった野菜由来の原材料も多く並んでします。


箱の中には3袋入っており、1袋あたり2~3皿のカレーが作れます。


本挽きカレーはフライパンを使って短時間で作れるのが特徴で、2~3皿分の調理時間はおよそ15分。箱の裏にある作り方に従って作ります。


◆鶏もも肉+玉ネギで作ってみた
というわけで調理開始。本挽きカレー1袋につき、玉ネギ200gと肉200gを用意します。まずは鶏もも肉でチキンカレーを作ります。


玉ネギはみじん切り。


鶏もも肉は一口大にカットします。


フライパンに油を大さじ1入れ……


玉ネギ・鶏もも肉を入れて強火で4分炒めます。


焦げないよう注意しつつ……


4分たったら、中火にしてさらに6分炒めます。


6分たったら火を止めて水300mlを投入。


そして本挽きカレーのパウダールウを入れます。袋の封を開けた瞬間からスパイスの香りがふわっと漂い食欲をそそります。


パウダーを水にしっかり溶かして……


再び火をつけ、弱火~中火で5分煮込みます。


あっという間にシャバシャバだったカレーにとろみが出てきて、カレーっぽくなってきました。


あったかいご飯に盛り付けて完成。


食べてみると、口に入れてすぐ広がるスパイスの風味は、ジンジャーとペッパーがやや強めな印象。家庭のカレーにはないスパイスの深い香りがしっかり感じられます。油脂が少ないためか、さっぱりと上品な味わい。試食した編集部員からは「固形のルウを食べ慣れていると物足りないかも」とコクの少なさを指摘する声がある一方で、「辛さや苦味も含めて、スパイスの刺激がしっかりと感じられる」と前面に押し出されたスパイスの風味を評価する声もありました。玉ネギ200gが意外と多く、あまり辛くない甘めの味わいに仕上がったので、「玉ネギを入れなくてもいいのでは」という意見もちらほら。


続いて辛口の本挽きカレーを作っていきます。


ルウのみの1皿分のカロリーは中辛と同じ53kcal。辛味順位表の辛さは「5」になっており、エスビーのカレーの中ではなかなかの辛さのようです。


原材料はこんな感じ。中辛と比べると、セロリーシードが入っておらず、ブラックペッパー・シナモン・ガーリックなどが手前に来ているようです。


作り方は中辛と同じ。ルウの色も同じような色です。


煮込んで完成。


盛り付けると、ルウの色も中辛と大差ないようです。


食べてみると、口に入れた瞬間に広がるスパイスの香りと辛味が中辛よりもレベルアップしており、じんわり汗をかくくらいにスパイスの刺激が感じられます。玉ネギが大量に入っていても、玉ネギの甘さとスパイスの辛さの両方がしっかり引き立っていました。スパイスの刺激をストレートに感じられるルウであるためか、固形のルウよりも具材の味がより引き立つカレーができるようです。


◆豚肉だけで作ってみた
「さっぱりしたカレーもいいけど油っこいカレーも食べたい!」ということで、淡泊な鶏肉よりも脂の多い豚肉・牛肉でもカレーを作ってみることにしました。なお、短時間で作れるのが本挽きカレーのいいところなので、肉は火の通りが早い薄切りのものを使います。まずは豚肩ロースの切り落としでチャレンジ。


豚肉をフライパンで炒めます。スパイスの辛さを引き立てたいので野菜は入れていません。


肉にしっかり焼き目をつけます。2分ほどで肉に火が通ったので……


水とルウを投入し1分ほどかけてしっかり溶かします。ルウは中辛を使用しました。


中火で3分30秒ほど煮込むとちょうど良くとろみがついたので完成。なんと6分半でカレーができてしまいました。


盛り付けると、具が肉オンリーで見た目はよくないですが、なかなか贅沢な仕上がりに。


食べると、香り高いスパイスに肉の脂とうまみが加わって、6分半でできたとは思えない本格的な味わいに仕上がりました。鶏もも肉と玉ネギではさっぱりとした味わいでしたが、豚の脂が入ることで重厚さが増しています。表面積の多い薄切り肉を使うことで、ルウが肉によくからみ、肉とスパイスがしっかり調和して、まさに専門店のような味わいになっていました。


◆牛肉だけで作ってみた
次は牛こま肉で挑戦。


フライパンで牛肉を炒めていきます。


約3分ほどで全体に火が通りました。


火を止め水とルウを投入しよく溶かします。


再度火をつけ、煮込んでいきます。鶏や豚は煮込んでいくとルウにとろみが出てきたのですが牛コマ肉はなぜか水分がぐんぐん減っていき、牛肉のカレー炒めみたいな仕上がりになってしまいました。


盛り付ける頃にはルーがほぼなくなってしまうという事態に。


食べてみたところ、牛肉の強いうま味にスパイスが完全に負けてしまっています。カレーの風味とかろうじてブラックペッパーが感じられる程度で、本当に牛肉のカレー炒めみたいな味になってしまいました。


素材の味わいがストレートに生きるカレーなので、鶏肉はあっさり、牛肉はうま味が強すぎてスパイスが負けてしまうという結果に。豚肉がスパイスの香りを殺さず、かつ肉のうまみをしっかり堪能することができました。

また、本挽きカレーは油脂が少ないので、食べ終わった食器を洗うときにカレーがべとべとせず、洗剤とお湯でさらっと洗い流せば汚れがしっかり落ちるようになっていました。カレーがこびりついた洗い物は非常にめんどうですが、本挽きカレーは少量をすぐ作れて洗い物もさっと済ませられるので、作るのも片付けも早く終わるという一人暮らしにうれしいカレーになっていました。


「本挽きカレー」の中辛と辛口は全国のスーパーマーケットなどで購入でき、価格はどちらも税別350円です。Amazon.co.jpでは記事作成時点で、6箱セットがそれぞれ税込2268円で購入可能となっていました。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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