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Uberが家族や友人に荷物を届けてくれる非接触型配達サービス「Uber Connect」と「Uber Direct」を発表


新型コロナウイルス(COVID-19)の流行を受けて外出禁止や外出自粛となる人が増加し、デリバリーサービスの需要が急増しています。飲食店の料理を宅配する「Uber Eats」への人気も高まる中で、新たにUberが薬局や小売店から商品を宅配する「Uber Direct」と、個人間での荷物の宅配を請け負う「Uber Connect」を発表しました。

Moving more of what matters with delivery | Uber Newsroom
https://www.uber.com/newsroom/moving-more-of-what-matters-with-delivery/

Uber Connect lets you deliver things to friends and family | VentureBeat
https://venturebeat.com/2020/04/20/uber-connect-lets-you-deliver-things-to-friends-and-family/

Uber DirectはUberが2016年にスタートさせた「飛脚」を数百円で雇えるサービス「Uber Rush」をベースにしています。Uber Rushは2018年にサービスが終了し、その知見がUber Eatsに受け継がれることになりましたが、COVID-19の流行を受けて再びUber Directとしてサービスがスタートしたわけです。

誰でもスマホで個人的な「飛脚」を数百円で雇える「Uber Rush」が本格始動 - GIGAZINE


Uber Directは、薬局の市販薬や郵便局の小包、ペット用品などをオンデマンドで小売店から一般家庭に届けるサービス。記事作成時点ではニューヨーク、オーストラリア、ポルトガルでサービスが提供されており、商品の配達は非接触で行われるとのこと。

一方、Uber Connectは個人から個人へ物資を配送するサービス。これは既存のUberアプリにログインして、友人や家族に宛てた荷物の配送を行えるというもの。以下のように、Uberのアプリ画面には配車を依頼する「UberX」「Comfort」のほかに「Connect」という選択肢が表示されます。Uber Connectを使うと困っている友人にトイレットペーパーを送ったり、外出できずにストレスをためる子どもにゲームをプレゼントしたりが容易に可能になります。


記事作成時点でUber Connectはアメリカ・オーストラリア・メキシコなどの25都市で展開されているとのこと。なお、同じく配車サービスのLyftも、政府機関や非営利団体、企業、医療機関にかわって食料品や衣料品といった必需品の配達を開始しています

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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