取材

2021年公開「シン・ウルトラマン」より「第一号雛形」「第二号雛形」の実物登場、まさに「真実と正義と美の化身」


ワンダーフェスティバル 2020[冬]の会場に、2021年公開の映画「シン・ウルトラマン」から、ウルトラマン検証用雛形が登場しました。「ウルトラマン」などのデザインを手がけた成田亨氏の油彩画「真実と正義と美の化身」がデザインコンセプトとなった、成田亨氏が目指した美しさを持つウルトラマンの姿をじっくりと見ることができます。

本日のワンダーフェスティバル2020冬ホール3に、円谷プロブース出展中!#シン・ウルトラマン 雛型展示も行っております。
ぜひお越し下さいませ!#WF2020冬 pic.twitter.com/PHIuCVOKTB

— 円谷プロダクション (@tsuburayaprod)


「シン・ウルトラマン」は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズで知られる株式会社カラーが制作する、2021年公開の映画です。企画・脚本は庵野秀明氏、監督は樋口真嗣氏が務めており、デザインコンセプトの原点は成田亨氏の「真実と正義と美の化身」という油彩画となっており、以下がその実物です。

オープニンクセレモニーで発表がありました通り、 #シン・ウルトラマン のデザインコンセプトとなったのは、成田亨氏の描いた『真実と正義と美の化身』。その複製絵画と、企画・脚本の庵野秀明のコメントを #ATAC ブースで展示しています。#ツブコン#アニメ特撮アーカイブ機構 pic.twitter.com/jcw18CETyj

— 【3-02-01】ATAC:アニメ特撮アーカイブ機構 (@Info_ATAC)


映画「シン・ウルトラマン」ビジュアル公開、原点は成田亨氏の「真実と正義と美の化身」 - GIGAZINE


ワンダーフェスティバル 2020[冬]の円谷プロダクションブースには、「シン・ウルトラマン」という大きな題字の右側にあるケースに、シン・ウルトラマンの検証用雛形が展示されています。


ケースの中には2体の雛形が展示されており、向かって左側が「ウルトラマン 第一号雛形」、向かって右側が「ウルトラマン 第二号雛形」です。


第一号雛形は彩色されていない状態ですが、体表の輪郭や刻み込まれたラインなどはクッキリと見えています。


第二号雛形は、特殊メイクアーティストであり映画監督でもある原口智生氏によって着彩されています。庵野氏らはシン・ウルトラマンの姿を描く上で、現在のCGでしか描けない、成田氏が望んでいたテイストの再現を目指して制作を行ったとのこと。「ウルトラマンの美しさに、少しでも近づきたいという願いから生まれた姿です」と、庵野氏は述べています。シン・ウルトラマンの体躯はウルトラマンのスーツアクターを務めた古谷敏氏の体型データをベースにしており……


マスクは成田氏が監修した佐々木明氏の制作。成田氏が望んだ通り、目の部分にのぞき穴はありません。


横から見るとこんな感じ。


また、成田氏が望まなかったスーツ着脱用のファスナーやカラータイマーも、シン・ウルトラマンのデザインから排除されています。


すらりと伸びた脚の横に、自然体の腕が下ろされています。


成田氏の「真実と正義と美の化身」 を目指した、シン・ウルトラマンの姿をじっくりと見ることができる展示となっていました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ワンダーフェスティバル 2020[冬]開幕、全記事一覧まとめ - GIGAZINE

ワンフェス2020[冬]一般ディーラー要注目作品まとめ - GIGAZINE

ドールズフロントライン「NTW-20 貴族体験館」、ライフルやエプロンの細部までこだわったフィギュア造形の時代転換を感じられる作品に - GIGAZINE

映画「シン・ウルトラマン」ビジュアル公開、原点は成田亨氏の「真実と正義と美の化身」 - GIGAZINE

「シン・ウルトラマン」映画化決定、監督・樋口真嗣×脚本・庵野秀明のタッグ - GIGAZINE

in 取材,   映画, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article here.