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ピカチュウとキャッキャウフフするゲーム「ピカチュウげんきでちゅう」でまさかのクリアタイムを競うRTAが実施されカオス過ぎる内容が話題に


2019年末に行われた、ゲームスタートからクリアまでの時間を競うRTAの大規模オフラインイベントが「RTA in Japan 2019」です。この中で、NINTENDO64で登場したピカチュウとコミュニケーションを取って遊べるゲーム「ピカチュウげんきでちゅう」のRTAが実施されており、その全編が映像で公開されています。

RTAinJapan - RTA in Japan 2019: ピカチュウげんきでちゅう - Twitch
https://www.twitch.tv/videos/527905590


RTA in Japan 2019: ピカチュウげんきでちゅう - YouTube


「ピカチュウげんきでちゅう」はVRSという音声認識システムを用いて、ピカチュウと声を使ってコミュニケーションが取れるというゲーム。そんな「ピカチュウげんきでちゅう」のRTAに挑戦するのが、ピカチュウのかぶり物をしたスピンスさんです。


RTA開始前、ピカチュウに「大嫌い」や「ライチュウ」と話しかけると、ピカチュウの機嫌を損なうことが明かされます。ピカチュウとコミュニケーションを取るゲームにおいてピカチュウの機嫌を損なうことはタブーのように思えますが、これらの言葉を用いることでより素早いゲームクリアが可能になるとのこと。スピンスさんは「大嫌い」「ライチュウ」といった言葉を投げかけながら、「ちゃんと嫌ってますね~良い子だ!賢い子」「今回は良個体かもしれない」と語り、ポケットモンスターシリーズにおける厳選を行っているかのような発言を繰り返します。


というわけで、さっそくRTAがスタート。直前までピカチュウに「ライチュウ」「大嫌い」と話しかけていたため、ピカチュウが怒り顔になっている点が気になります……。


最初の会話は可能な限りスキップして、さっそく「トキワのはずれ」へ。すると、さっそくピカチュウと遭遇。本来はここでピカチュウとの対話方法を練習することになるわけですが、クリアタイムを競うRTA中ということで、対話も必要最低限のものとなります。


ピカチュウとの最初の対話では、プレイヤーがマイクに向かった声を出すと、画面右下のアイコンが青色になり……


ピカチュウへの言葉は泡になって飛んでいきます。しかし、基本的にピカチュウに投げかける言葉は「1文字だけでOK」とのこと。そんなわけで、スピンスさんは「あ」「だ」「ら」「り」といった言葉を投げかけるのみ。これについて司会者は「圧縮言語ってホント便利ですね」とコメント。また、ピカチュウとプレイヤーが近くに居れば、シャボン玉の飛距離が短くなるのでRTA的には有利になります。


「こいつ良い個体だな……!」「このピカチュウ自分の立場わかってますね」としゃべりながら、ピカチュウと適切なコミュニケーションを取って、1日目は終了。ベッドへ直行して次の日へ。


次の日はトキワの森でピカチュウを起こすところからスタート。場面によっては「ピカチュウ」と呼びかけないとピカチュウが反応してくれないらしく、ここでは「あ」ではなくしっかりと「ピカチュウ」と呼びかけます。


寝ぼけ眼のピカチュウに「おはよう」と話しかけるスピンスさん。ここでも「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」といった挨拶で話しかける必要があるらしいのですが、「おはよう」が1文字短いので採用しているとのことで、さすがRTAプレイヤーと言わざるを得ません。


なお、スピンスさんの場合、「い」などは認識されづらいため、認識されやすい「あ」や「ら」などと発音しているケースが多いそうです。言葉を発した方が早くピカチュウが帰ってくれる、とあくまで事務的にピカチュウとの対話を終わらせてストーリーを進めていきます。


ここまで来ると、ピカチュウが毎日家までお迎えに来てくれるようになります。


続いて、トキワの森の中へ入り、指定された食材を集めるゲームに挑戦。


フシギダネの頭上に出ている食材をピカチュウと一緒に集めればOK。最初はタマネギ・ニンジン・ハーブの葉を集めることに。


ここでマイクが音声を認識しないというハプニングが発生しますが、まさかの指示なしでピカチュウがニンジンをゲット。


指示出しはピカチュウと近づいたところで送ることを徹底。


食材を集めることでカレーが完成。指定される食材は3つで、フシギダネのもとへ送ることができる食材は4つ。送った材料により完成する料理の質が変化し、その質によって得られるポイントが変わってきます。


というわけで、カレー作りで1日が終了。ピカチュウが家まで送ってくれるのですが、最後は「ライチュウ」と言ってピカチュウを怒らせて帰らせてしまいます。ピカチュウを怒らせることで時間短縮になり、RTA的にはプラスになるそうです。なお、ピカチュウは「電気ネズミ」と言っても怒るそうです。


ゲームにはさまざまなステージが存在しますが、制限時間が指定されているステージもあります。ここではなるべくピカチュウを動かさないようにして処理落ちを防ぐために、「かわいい」を連呼し続けます。「かわいい」がピカチュウを止めるのに1番良い言葉とのこと。気を抜くとピカチュウがヒトカゲに気づいて追いかけてしまい、処理落ちなどが発生してしまうそうです。


「かわいい」だけを4分間言い続けて、このステージは終了。


ピカチュウとプレイヤーの甘い蜜月の後、ピカチュウは再び自宅まで見送りに来てくれました。しかし、ここでもスピンスさんは「大嫌い」と言い放ち、ピカチュウは怒って帰ってしまいます。なお、この時「大好き」などの言葉を投げかけると、ピカチュウが手を振ってしまいRTA的に3~5秒ほど損をしてしまうとのこと。


他にも海のステージではピカチュウがスイカ割りに挑戦します。


しかし、スイカを割ったあとに処理落ちが発生するため、カメラをフシギバナの目の前で固定するのがベターとのこと。


せっかくのスイカ割りがフシギバナのどアップで終わっていく奇妙な映像に。


そして最後はピカチュウの仲間たちが登場。


プレイヤーと野生のピカチュウの間で揺れるピカチュウに対して「バイバイ」と言うと……


ピカチュウがプレイヤーにお別れのお辞儀をします。


そして群れの方へと歩いて行くのですが……


名残惜しそうにプレイヤーの方を何度も振り返ります。しかし、時間のロスになるので声をかけることはありません。


暗転してスタッフロールが出たところでRTAは終了。ハプニングも多数発生したものの、タイムは1時間11分44秒。


このRTAに対して初めて「ピカチュウげんきでちゅう」のRTAの存在を知ったという人たちから多数の反応が寄せられており、「ピカチュウげんきでチュウRTAが存在するっていう事実が面白い」「ピカチュウげんきでチュウのRTAってなんだよ。哲学か?」などのコメントが寄せられています。

ついさっきピカチュウげんきでちゅうRTAなるものが行われていたことを知って震えている

— kazami@全国ノンケ連盟 (@kazami_zennoren)


なお、Togetter上には「ピカチュウげんきでちゅう」のRTAを視聴した人たちの反応がまとめられているので、全編視聴した後にチェックするとより楽しめます。

ピカチュウげんきでチュウRTAが狂気「"かわいい"連呼した後"大嫌い"と言い放ちさっさと森に返す」「圧縮言語」 - Togetter
https://togetter.com/li/1449276

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in 動画,   ゲーム, Posted by logu_ii

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