レビュー

超強力な磁石をくぼみに置くだけでドキドキが止まらない新感覚過ぎるボードゲーム「侍石」を遊んでみた


2019年5月に発売されたマグネット・アクション・ゲーム「侍石(じしゃく)」は、スポンジのくぼみに磁石を置いていくだけというシンプルなゲーム内容でインターネットを中心に話題となりました。「磁石を並べるだけで夢中になれるゲーム」とは一体どんな感じのゲームなのか、実際に遊んでみました。

侍石 | | ANALOG GAME INDEX
http://hobbyjapan.games/jishaku/


以下のムービーは実際に「侍石」を2人で遊んでみたところ。交互にくぼみにマグネット・ストーン(磁石)を、くっついてしまわないように慎重に並べていきます。マグネット・ストーンの磁力は非常に強く、油断するとバチッ!という音と共に磁石がピタリとくっついてしまいます。

超強力な磁石をくっつかないように並べていくゲーム「侍石」を2人対戦で遊んでみた - YouTube


「侍石」のパッケージはこんな感じ。タイトルの下には白い電気火花を散らして衝突する磁石が描かれていて、「見えざるパワーを体感せよ!」「あなたの知力とストーンの磁力 勝つのはどっちだ!」と書かれています。


「侍石」は強力な磁石を使うため、対象年齢は14歳以上に設定されています。また、誤飲した場合の注意書きもしっかり書かれていました。


内容物はルール説明書、フォースフィールド・ゲームベース、収納袋、マグネット・ストーン18個。なお、ルール説明書には、「あなた自身が、武道の達人である、昔の日本の強い武士や忍者だと想像してください。 あなたは敵を圧倒できる、何か別の『超』能力を持っているでしょうか?」「マグネット・ストーンを握りしめて……そして、パワーを感じるのです!はたして、あなたはそれをコントロールできるでしょうか?」という謎過ぎるフレーバーテキストが書かれていました。


フォースフィールド・ゲームベースはこんな感じ。シンプルなプラスチック製のケースに、緩衝材に使われるようなスポンジが収まっています。


くぼみのあるスポンジの中敷きはかなり柔らかく、指でちょっと押すだけでへこみます。


フォースフィールド・ゲームベースの側面には、以下の画像だとかなり見づらいですが、よく見ると「JISHAKU」とローマ字で書かれていました。「侍石」はもともとドイツ生まれのボードゲームで、海外でも「Jishaku」という名前で販売されています。


そしてマグネット・ストーンはこんな感じ。見た目はツヤツヤとした小石といった感じで、18個の大きさや形はそろっていません。また、磁石のN極・S極はどちらなのかも、外見から判断できないようになっています。


マグネット・ストーンは手で持つとかなりずっしりとした重量を感じられたので、実際に重さを量ってみたところ、18個あわせて342gでした。計算すると、マグネット・ストーン1つ当たりの重さは平均で19gとなります。


マグネット・ストーンの磁力は強く、くっついたマグネット・ストーンを剥がすにはかなりの力が必要。以下のムービーは2つのマグネット・ストーンを近づけるところで、だいたい5~6cmほど近づけるだけでマグネット・ストーンがバチンッと勢いよくくっつく様子を見ることができます。

磁石を使って遊ぶボードゲーム「侍石」のマグネット・ストーンの磁力はかなり強い - YouTube


ルール説明書には2人向けのゲームが3つ紹介されていて、その中で最も簡単な「いちぬけ!」を2人でプレイしてみました。まず各プレイヤーにマグネット・ストーンを9個ずつ配ります。


あとは、交互にフォースフィールド・ゲームベース内のくぼみに磁石を置いていくだけ。手元のマグネット・ストーンを場に置ききって先に全て使い切ったプレイヤーの勝利となります。


以下は、右のプレイヤーが手番を迎えた場面。画像赤枠のくぼみにマグネット・ストーンを置こうと考えています。


くぼみにマグネット・ストーンをそっと置いた瞬間に、その下にあるマグネット・ストーンが磁力に反応してくるりと向きを変えます。


プレイヤーはゆっくりとマグネット・ストーンを置いて、そっと手を離しましたが……


周りのマグネット・ストーンがずるずるっと動いたかと思うと、バチィッ!と音を立ててくっついてしまいました。


ペナルティとして置いた石とくっついた石をまとめて手元に回収します。


このゲームの戦略性を生み出すのは、「どこに置くか」よりも「どう置くか」だといえます。くぼみにマグネット・ストーンを置く時は何も考えずに置くのではなく、マグネット・ストーンの形や大きさ、S極・N極の向きを意識しなければなりません。また、マグネット・ストーンを乱暴に置くと、衝撃によってスポンジが揺れ、既に置かれているマグネット・ストーンがくっついてしまうことも。置きたい場所の周囲にあるマグネット・ストーンの動きを注意深く観察しながら、慎重に優しく手元のマグネット・ストーンを置くことが、勝利の鍵です。


以下のムービーは、マグネット・ストーンを並べるところを近づいて撮影したところ。ムービーだと伝わりませんが、マグネット・ストーンをつまむ手には磁石が引き合ったり反発しあったりする力がかかり、複数のマグネット・ストーンによって形成される目に見えない磁界が肌で感じられます。

くぼみの上で絶妙に引き合う「侍石」のマグネット・ストーン - YouTube


「侍石」はソロプレイも可能で、1人で遊ぶ場合は「マグネット・ストーンをフォースフィールド・ゲームベースに最大何個まで置くことができるかチャレンジする」という非常にシンプルなルールとなります。以下のムービーは「侍石」のソロプレイにチャレンジしてみた様子。

磁石をくぼみに置いていくボードゲーム「侍石」のソロプレイ - YouTube


「侍石」は磁石を交互に置いていくだけというめちゃくちゃシンプルなゲームですが、マグネット・ストーンの置く位置や置き方を考慮する必要があり、繊細な操作が求められます。思わず息を止めながら磁石をそっと置こうとするも、失敗すると大きな音を立てて勢いよく磁石がくっつくので、かなりスリリング。プレイした編集部員は「針に糸を通すような繊細さが要求されて、ものすごい緊張感が毎ターン襲いかかってくる」と語っていて、相当ドキドキしながらプレイしていた様子でした。ゲームの準備はほとんど必要なく、誰でもすぐにルールが理解できるので、初心者でもすぐに遊ぶことができます。


反面、シンプル過ぎるルールであるために、対戦ゲームとしては盛り上がりに欠けます。あらかじめ用意されているゲームルールはソロプレイを含めて4種類ありますが、得点計算や勝利条件が異なるだけで、ゲームの進め方の基本は一緒で、多人数のプレイだとやや微妙だと感じることも。「侍石」ではものすごい緊張感の中で繊細な作業を求められるため、遊んでいて一種の修行をしているような感覚を覚えることもあり、ストイックなゲーム性があります。実際に「侍石」のソロプレイだと、シンプルながらかなり難しいものがありますが、ふぞろいなマグネット・ストーンによって生み出される不規則な磁界によってゲームに不思議な奥深さが生まれているように感じました。

「侍石」はAmazon.co.jpで取り扱われていて、2571円で購入可能です。

Amazon | 侍石(じしゃく) 日本語版 | ボードゲーム | おもちゃ

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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