乗り物

相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線の分岐駅「羽沢横浜国大駅」を開業前に見てきた


2019年11月30日の「相鉄・JR直通線」開通と同時に開業し、やがては「相鉄・東急直通線」との分岐になる「羽沢横浜国大駅」を見学する機会があったので、いろいろなところを見てきました。

駅の場所はこのあたり。第三京浜道路・羽沢ICの南西側で、東海道貨物線の横浜羽沢駅に隣接しています。


◆羽沢横浜国大駅 外側
駅の見た目はこんな感じ。


駅の東側にある陸橋から見た駅。側面がレンガで、ちょっと周りより高くなっている部分は地下のホームへ光を届けるための採光スペースとなっています。


駅の南側に広がるJR貨物の横浜羽沢駅。「駅」とはいうものの、旅客扱いをする設備はありません。


陸橋から駅と反対側を見ると、黒い建物と貨物線が見えます。黒い建物は電気関係の施設で、その奥にある駐車場として使用しているスペースは、相鉄・東急直通線が開通したあかつきには変電所が設けられる予定だとのこと。


さきほど見えていた空き地はちょうど箱状トンネルの上にあたり、羽沢横浜国大駅のホーム端が見えています。


羽沢横浜国大駅の東側で、相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線が分岐します。両側に分かれているのが相鉄・JR直通線、中央が相鉄・東急直通線で、左側に上っていく線路はすぐに東海道貨物線に合流しますが、右側の新宿方面から来る線路は第三京浜の下あたりで分岐してヤードの下をくぐってきているとのこと。また、相鉄・東急直通線はここから新幹線の下をくぐることになることもあって、2kmにわたって下りが続いているそうです。


この左端の相鉄・JR直通線は33パーミルと、相当な上り勾配になっています。


◆羽沢横浜国大駅 内側
建材は鉄、レンガ、ガラスの3点を中心としていて、古びないデザインを狙ったとのこと。


改札の内側からみるとこんな感じ。


1番線が「大和 海老名・湘南台(二俣川のりかえ)・横浜(西谷のりかえ)方面」で、2番線は現時点では行き先表示はありませんでした。


1番線ホームから西谷方向を見たところ。駅を出た後、緩やかに下りつつ右カーブしていくのが見えます。


階段も壁面はレンガデザイン。


一方、列車が進入してくる方向には相鉄・東急直通線と相鉄・JR直通線のトンネルが見えています。


採光スペースの真下はこんな感じ。採光部分は南に向いているので、地下ホームにもやわらかい自然光が届いています。


◆相鉄・JR直通線 レール締結式
駅ではレール締結式が行われました。


こちらはテープカット後のくす玉割り。

相鉄・JR直通線 レール締結式 くす玉割り - YouTube


最後に、レールモーターカーの「渡り初め」が行われました。

相鉄・JR直通線 レール締結式 レールモーターカーによる渡り初め - YouTube


この相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線は「鉄道・運輸機構」が建設を手がけました。ほかに鉄道・運輸機構が手がけた&手がけている路線には、北海道新幹線や北陸新幹線、北越急行ほくほく線などがあります。

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in 取材,   乗り物, Posted by logc_nt

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