新しい「AirPods」が登場、専用ケースがワイヤレス充電に対応＆ワイヤレス充電ケースのみの販売も

Appleがワイヤレスイヤホンの「AirPods」をアップデートし、これまでより50％も長い通話時間を実現したり、ハンズフリーでの「Hey Siri」が使えるように進化しています。また、以前からウワサされてきた通り、ワイヤレス充電に対応した専用の充電ケースも登場しており、より使い勝手の良いものに進化しています。

AirPods - Apple（日本）
https://www.apple.com/jp/airpods/

AirPods、世界で最も人気のあるワイヤレスヘッドフォンがいっそう快適に - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/03/airpods-the-worlds-most-popular-wireless-headphones-are-getting-even-better/

2019年3月20日、Appleが第2世代AirPodsを発表しました。外観デザインには変更がありませんが、ケースの外側に緑色のLEDインジケーターがついており、iOS 12 beta 5で発見されていた新しい専用充電ケースがついにお披露目されることとなっています。

Appleはこの第2世代AirPodsのために新しいH1チップを開発しており、このチップにより効率的なパフォーマンス、つながるまでの時間の短縮、通話時間の拡大などが実現しています。H1チップは独自のオーディオアーキテクチャを備えており、革命的なオーディオ体験を作り出すと同時に、同期性能の向上にも一役買っています。H1チップにより、新しいAirPodsの通話時間は第1世代と比べると最大50％も長くなります。また、iPhone/Apple Watch/iPadで音楽を楽しんでいる際に、別のデバイスに切り替えたとしても、デバイスとAirPodsがつながるのにかかる時間が前モデルから2倍も高速になっています。さらに、新しいAirPodsでは、側面をタップしなくても「Hey Siri」と言うだけで音声認識アシスタントのSiriが使えるようになるので、ハンズフリーで再生する曲を替えたり、電話を掛けたり、音量の調節や道案内をお願いできるようになります。

加えて、第2世代AirPodsでは従来のLightningケーブルでのみ充電可能な充電ケースと、ワイヤレス充電に対応した充電ケースの2種類が登場します。どちらのケースでもAirPodsを複数回充電して合計24時間以上聴き続けられる仕様となっていますが、ワイヤレス充電ケースはQi互換の充電器を使ってワイヤレス充電することが可能となっており、間もなくApple純正のワイヤレス充電器であるAirPowerが登場することを予感させます。さらに、新しくケース前面に追加されたステータスランプを見れば、専用ケースの充電状態を確認できるようになり、利便性が向上しています。

Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるフィリップ・シラー氏は、「AirPodsは魔法のようなワイヤレスの体験をもたらし、お客様から最も愛されるApple製品のひとつになりました。AirPodsはお使いのAppleデバイスすべてに簡単につながり、明瞭でクリアなサウンドを再生するだけでなく、音楽やオーディオを直感的かつ革新的な方法でコントロールできます。新しいAirPodsの登場により、世界最高レベルのワイヤレスヘッドフォンがよりいっそう快適な体験をお届けできるようになりました。Appleが設計した新しいH1チップの搭載により通話時間が1時間長くなり、つながるまでの時間も短縮されたほか、ハンズフリーの“Hey Siri”を実行したり、新登場のワイヤレス充電ケースでさらに便利になりました」と述べています。

なお、新型AirPowerと通常の充電ケースのセットは税別1万7800円、新型AirPowerとワイヤレス充電ケースのセットは税別2万2800円、ワイヤレス充電ケース単体の場合は税別8800円で、Apple Storeから購入可能です。

AirPods - Apple（日本）