PUBGが無料＆低スペックPCでもプレイ可能な「PUBG Lite」をリリース

バトルロイヤルゲームの火付け役として人気を博した「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」が、無料かつ低スペックPCでもプレイ可能な「PUBG Lite」のオープンベータ版をタイでリリースしました。有料製品版のPUBGをより幅広いユーザーにプレイしてもらえるようにするため、無料かつ低スペックPCでもプレイ可能な「PUBG Lite」が登場したものと思われます。

PUBG starts testing free version to better take on Fortnite - The Verge
https://www.theverge.com/2019/1/25/18197325/pubg-lite-free-version-playerunknowns-battlegrounds-fornite-beta-thailand

2019年1月24日からタイでオープンベータ版のテストがスタートした「PUBG Lite」は、オリジナル版のPUBGとは異なり基本プレイが無料となっています。バトルロイヤルゲームの火付け役として知られるPUBGですが、先駆者であるにもかかわらず、記事作成時点では同じバトルロイヤルゲームのフォートナイトがより高い人気を誇っているというのが現状です。フォートナイトがPUBGよりも広くプレイされるようになった理由として、基本プレイが無料である点やPC・PS4・Xbox One・iOS・Android・Nintendo Switchと、さまざまなプラットフォーム上でプレイできる点などが挙げられます。

PUBGも2018年12月にPS4版がリリースされましたが、マルチプラットフォーム化がフォートナイトよりも遅かったことは明らかです。

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そんな中、より幅広いユーザー層を獲得するために繰り出されたのが「PUBG Lite」です。有料版のPUBGからは完全に独立したゲームとなっており、開発チームは「有料版から派生したマップやその他の機能を含め、PUBG Liteのための独立した開発チームが独占的なコンテンツの開発に取り組む」としています。

PUBG Liteの最小システム要件は以下の通りで、OSは64bit版のWindows 7/8/10、CPUはCore i3 2.4GHz、メモリ(RAM)は4GB、GPUはIntel HD Graphics 4000、ストレージは4GB。なお、オリジナル版のPUBGの最小システム要件は、CPUがIntel Core i5-4430/AMD FX-6300、RAMが8GB、GPUがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB/AMD Radeon R7 370 2GB、ストレージは30GBです。

記事作成時点でPUBG Liteで利用可能なマップは「エランジェル」と「ミラマー」で、オリジナル版と同じくソロ・デュオ・スクワッドという3つの対戦モードが用意されています。ベータ版は記事作成時点ではタイ国内でのみの配信となっていますが、好調であれば今後より幅広い地域での提供も検討されることとなる模様。

PUBG Liteのオープンベータテストをアナウンスするムービーも公開されており、以下からチェックできます。

PUBG LITE IS NOW HERE FOR THAILAND BETA TEST! - YouTube


なお、調査企業のSuperDataによると、PUBGは2018年に有料ゲームとしては最も高い売上を記録しており、その金額は10億3500万ドル(約1100億円)にもなるそうです。しかし、ライバルであるフォートナイトは基本プレイ無料であるにもかかわらず、2018年に24億ドル(約2600億円)もの売上を記録したとのことです。

ただのゲームとしてだけでなくコミュニケーションツールとしても重宝されるようになっているというフォートナイトですが、PUBG Liteの登場でPUBGは少しでもシェアを伸ばすことができるのか注目されます。

フォートナイトはただのゲームではなくコミュニケーションツールとして大きな役割を担っている - GIGAZINE