Oracle創業者のラリー・エリソンがテスラの取締役に抜擢される

by Oracle Corporate Communications

テスラが新しい取締役としてOracle創業者で会長のラリー・エリソン氏を招へいしたと発表しました。イーロン・マスクCEOが米国証券取引委員会(SEC)との和解条件となった権限集中を緩和する策の一環だとみられています。

Tesla Welcomes Larry Ellison and Kathleen Wilson-Thompson as New Independent Directors To Its Board | Tesla
https://www.tesla.com/blog/tesla-welcomes-larry-ellison-and-kathleen-wilson-thompson-new-independent-directors-its-board

テスラは新しい取締役としてOracle創業者のラリー・エリソン氏とドラッグストア大手Walgreens Boots Allianceの人事責任者のキャサリーン・ウィルソン・トンプソン氏を社外取締役として起用したと発表しました。テスラによると世界中から幅広いスキルを持つ候補者を検討した結果、現在の取締役会に経験を補える人材として2人に白羽の矢が立ったとのこと。

「テスラに新しい経験をプラスする」という目的の背景には、マスクCEOが会長職を退き2人の社外取締役と1人の社外委員長を追加することというSECの提示した和解条件があります。

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Oracle創業者のエリソン氏というビッグネームが社外取締役として招かれた背景には、エリソン氏がテスラの共同創業者のマスクCEOの脱化石燃料社会の構想を支持していることで知られ2018年3月にテスラの300万株を購入済みで、マスクCEOと比較的近い考えを持つことがありそうです。かつてエリソン氏はAppleに電撃復帰したスティーブ・ジョブズ氏を社外取締役として支えた経験があり、ジョブズ氏と同じくカリスマ的存在のマスクCEOをサポートするにはこれ以上ないうってつけの人物だと言えそうです。