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Googleの終了したサービスやプロジェクトを弔うGoogleサービスの墓場「The Google Cemetery」


検索エンジンサービスのスタートアップから世界規模の巨大企業へ成長していったGoogleは、検索エンジン以外にもさまざまなサービスを提供しています。しかし、Googleが驚くほどの成長を遂げた裏には、同業他社に敗北して切り捨てられたサービス・プロジェクトが数多く存在しています。「The Google Cemetery」では、Googleの消えたサービスやプロジェクトの墓が作られ、かつて存在していたサービスに思いをはせることができます。

The Google Cemetery
https://gcemetery.co/


Google+
Google+はGoogleが提供していたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。当初は実名制でしたが、後に実名でなくても利用できるようになりました。


フレンドを「サークル」で分類すればクローズドなコミュニティも構成でき、一部のユーザーからは根強い人気がありましたが、TwitterやFacebookといった他のSNSを圧倒することはできず、2018年10月に個人情報が流出したことをきっかけに、「利用者数の低調」を理由に2019年8月でのサービス終了が告知されました。

50万人のユーザー情報が流出したGoogle+がサービス終了、利用低調を理由にするも別の理由が指摘される - GIGAZINE


Google URL Shortener
2009年から提供されてきたURL短縮サービスの「Google URL Shortener」は、長いURLを「goo.gl」というドメインで短くまとめることができるサービス。


2019年3月30日でサービスを終了し、「Firebase Dynamic Link」に移行することになると発表されました。これまでにGoogle URL Shortenerで作成されていた短縮URLはそのまま継続して利用できるようになっています。

GoogleのURL短縮サービス「URL Shortener」が2019年3月30日で終了 - GIGAZINE


Googleリーダー
Googleリーダーは2005年から提供されていたウェブベースのRSSリーダーでしたが、2013年7月1日でサービスを終了しました。


サービス終了の理由は「Googleリーダーの利用者数が減少しているから」「Googleが少数の製品に注力していく方針をとったから」の2点が挙げられていました。

GoogleのRSSリーダー「Googleリーダー」が7月1日でサービス終了 - GIGAZINE


Picasa
もともとGoogleがブログサービスの「Blogger」に応用できる写真機能を拡充するために、Googleが2004年に買収したのが「Picasa」でした。


Googleは10年以上にわたってPicasaを開発し続けてきましたが、2015年5月に「Googleフォト」をリリース。Googleフォトに写真保存サービスを移行する方針から、Picasaはサービス終了が決定しました。

Google写真管理サービス「Picasa」が終了、今後は「Googleフォト」に統合 - GIGAZINE


Googleビデオ
「Googleビデオ」は、2005年1月25日に開始した無料動画共有サービスです。Googleは2006年に競合していたYouTubeを買収したため、Googleビデオの動画共有サービスをYouTubeに統合させることを決定、2009年にはGoogleビデオのアップロード機能を終了しました。Googleビデオにアップロードされていたムービーはしばらくは視聴可能でしたが、2011年4月29日をもって再生も不可能に。2018年現在、Googleビデオは動画検索エンジンとしてかろうじて名前が残っている状態です。


Google Jaiku
Twitterにみられるような、ブログやSNSにわざわざエントリーとして書くほどではないような短い文章をネット上に投稿する「マイクロブログ」サービスに、Googleは進出しようとしていました。2007年にGoogleは、マイクロブログサービスのJaikuを買収し、Google Jaikuとしてサービスを提供していました。

Googleがマイクロブログサービス「Jaiku」を買収 - GIGAZINE


しかし、Twitterという強大なライバルを打ち負かすことはできず、2012年1月15日をもって終了。


Google Code
「Google Code」は2006年に、オープンソースプロジェクトの支援を目的に開設されたプロジェクトホスティングサービスです。しかしその後、GitHubなどのプロジェクトホスティングサービスが登場し、多くのユーザーがそちらに流れてしまいました。Google自身も2014年10月には自社のAPIをGitHubへ移行し、Google Code上でのプロジェクトを凍結しています。そして、2016年1月25日にGoogle Codeの閉鎖が決定しました。


他にもさまざまな「Googleサービスの墓」があるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

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in ネットサービス, Posted by log1i_yk

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