ネットサービス

Amazonが「技術的エラー」でユーザーの名前とメアドを流出させたことが発覚、現在は修正済み


Amazonは2018年11月21日、一部ユーザーの名前とメールアドレスを「技術的エラー」によって誤って流出させてしまったことを認めました。Amazonの広報担当によると、問題は既に修正済みで、影響を受けたユーザーにはすべて通知済みとのことです。

Amazon discloses names and addresses -- but doesn't disclose details
https://betanews.com/2018/11/21/amazon-discloses-names-and-addreses/


Amazon exposed customer names and emails in a 'technical error'
https://www.cnbc.com/2018/11/21/amazon-exposed-customer-names-and-emails-in-a-technical-error.html


今回の情報流出事件は、「技術的なエラーのために、あなたの名前とメールアドレスが開示されていました」という内容のメールをAmazonから受け取ったと、海外メディアのBetaNewsが報じたことで発覚しました。Beta Newsによると、Amazonからのメールには「問題は既に修正されました。これはあなたの行動によるものではなく、パスワードを変更したり、他の行動をとったりする必要はありません」とも記されていたとのこと。


BetaNewsだけではなく、他にもAmazonの一部ユーザーの元に同様のメールが届けられていたようで、TwitterやAmazonのフォーラムにもメールについての報告があがっています。メールの文面があまりに淡々として事務的なものだったためか、中には「フィッシング攻撃による偽メールではないかと疑ってしまった」「まるで10歳の子どもが書いたメールのようだ」という人も。

Woke up to this email from Amazon. Cool...thanks for the technical error. "There is no need for you to change your password or take any other action." Well @AmazonHelp I'm changing my password anyway. #Amazon #AmazonEmail #TechnicalError pic.twitter.com/OAheQ4MPLD

— A.C. Junior (@OfficialMisterC)


Amazonが個人情報を流出させたのは今年で2回目。2018年10月には、Amazonの従業員が会社の規約に違反して、無関係の売り手とユーザーのメールアドレスを共有した疑いで解雇されたと報じられています。アメリカでは11月第4木曜日の感謝祭から次週月曜のサイバーマンデーは、1年で最も売り上げを見込める期間です。特に感謝祭の次の日である第4金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、大規模な年末商戦が繰り広げられます。そのため、このタイミングでユーザーの個人情報流出問題が起きたのは、Amazonにとって大きな痛手といえます。

by Vanderelbe.de

Amazonの広報担当者はBetaNewsの質問に対し、「問題は既に修正しました。影響を受けた可能性のあるユーザーには通知済みです」とコメントしていますが、どれだけのユーザーが「技術的エラー」の影響を受けたのかは発表していません。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
InstagramがユーザーのパスワードをURL内で公開するミス、なぜかFacebookにもパスワードが保存されていたと判明 - GIGAZINE

「AmazonプライムデーのダウンはOracleからのDB乗り換えが原因ではない」とAmazonのCTOがCNBCの報道を否定 - GIGAZINE

Amazon幹部が「顔認識ソフトを法執行機関に提供し続ける」と従業員に対して説明 - GIGAZINE

Amazonが売上高6兆3600億円で前年同期比約30%増も予想よりは低く株価が下落、2018年第3四半期決算発表 - GIGAZINE

Amazonのリアル店舗進出の原点「Amazon Books」シアトル店に行ってみました - GIGAZINE

レジなしコンビニ「Amazon Go」で「レジ・フリー」の新しいショッピング体験をしてみました - GIGAZINE

in ネットサービス,   セキュリティ, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.