メモ

任天堂ロシア・トップの「恫喝」がライブ中継される放送事故、数々のパワハラ行為も明るみに


任天堂のロシア支社「Nintendo Russia」のゼネラルマネージャーYasha Haddaji(イエシャ・ハッダジ)氏が、社外のスタッフに対して暴言を吐く様子が運悪くライブストリーミング中継されました。このライブ中継の映像があらためてYouTubeで公開されると、堰を切ったようにハッダジ氏によるパワハラ行為の被害を訴える元従業員の証言が集まり、ハッダジ氏の解任を求める嘆願書に多くの人が署名する事態となっています。

Стрессы, оскорбления и домогательства: сотрудники Nintendo Russia рассказали о работе в компании | Канобу
https://kanobu.ru/articles/stressyi-oskorbleniya-i-seksualnyie-domogatelstva-sotrudniki-nintendo-russia-o-rabote-v-kompanii-372884/

Feature: Inside The Twisted And Abusive Culture Of Yasha Haddaji's Nintendo Russia - Nintendo Life
http://www.nintendolife.com/news/2018/11/feature_inside_the_twisted_and_abusive_culture_of_yasha_haddajis_nintendo_russia

ハッダジ氏のパワハラ行為が明るみになるきっかけとなった、「恫喝」ライブ中継の様子は以下のムービーで確認できます。

Nintendo Russia General Manager MELTDOWN on Live Stream — Save Nintendo Russia - YouTube


このムービーはロシアの任天堂ファンによって投稿されたもの。その目的は、任天堂ロシアの「敵」であるハッダジ氏の悪行を暴き、解任を求めるためだとのこと。


ムービーは2017年7月にロシアで行われた任天堂ロシア主催のゲームイベント「Level Up Days」でのこと。このイベントでは、トーナメント方式のゲーム大会などがYouTubeでライブ中継されました。


ゲームの配信はVKと呼ばれるロシアのソーシャルネットワークが担当したとのこと。


ホスト役の2人は、和やかな雰囲気でマリオカート・トーナメントの様子を中継しています。


大会もいよいよ佳境を迎えるところで、運悪く小さな技術的なトラブルが発生してしまい、前半の映像が途切れてしまったようです。


些細なトラブルですが大きな問題にはならず、中継は続行。


しかし、ライブ中継する横で何やらトラブルになっている模様。


「ライブストリーミングなの?」という声。


「はい、これはライブです。」


目くばせする二人。


(やれやれ……)


この後、ライブ中継はいったん終了。


しかし再開すると、ホスト役2人の映るワイプ映像に、任天堂ロシア代表のハッダジ氏が入り込んできました。「君の名前は?」と聞くハッダジ氏。


「アレクセイです」


「全部うまくいっているな」と話すハッダジ氏。ハッダジ氏はライブ中継だということを事前に聞いていなかったようで、ライブ中継中とわからずフレームインした模様。


配信製作のVKは、任天堂ロシアの社員個別にはメールを送っていなかったそうで、ハッダジ氏はライブ中継であることを知らなかったようです。ムービーの投稿者はライブ中継に乱入してしまったハッダジ氏について、「何年も働いているのに、彼はいまだにロシアのソーシャルネットワークのオペレーションを理解していない」と指摘しています。


後ろでスマートフォンを確認するハッダジ氏。


「おい、これはライブなのか?なんの通知も受けていないぞ」と怒るハッダジ氏。


「ここです、コミュニティページにあります」


ヤバいと感じたホストの一人は、「マイクを隠した方がよさそう」と耳打ち。


二人でマイクを握りしめます。


「待て、止めろ。何をしてるんだ?」「投稿する資格はないぞ」とVKのスタッフを怒鳴りつけるハッダジ氏。


「わかりました。何もしません」と答えるスタッフ。


「ポストの仕方を知らないのか?」


仕方なくゲーム実況を再開する二人。先ほどまでの和やかな雰囲気はどこにもありません。


ライブ中継は一時、無音状態に。どうやらホストがマイクを隠した模様。


「君をクビにしよう」


「君にはもううんざりだ」


「もう耐えられん」とハッダジ氏の発言をマイクが拾っています。


ガシャンと何かが衝突したような音。


ハッダジ氏は、ホストとゲームプレイを同じ画面に映すよう求めているようです。


ハッダジ氏の命令にスタッフが焦ったのか、画面が乱れます。「もしやり方が分からないなら、お前はクビだ」というハッダジ氏の声。


「出て行っていいぞ」


金銭の支払いについて話し合いが行われています。


ハッダジ氏が去ったのか、笑みもこぼれる二人。「次は絶対参加したくないよ」と冗談を言い合っています。


そこへハッダジ氏登場。固まる二人。


「ちょっと待て」


「今、ライブ中継しているのか?」


「中継中です」


マイクを握りしめて、嵐が過ぎ去るのをひたすら待つだけの二人。


放送できない暴言が次々と飛び出します。


実況中継が再開。


横では依然としてトラブルが続いているようです。


「任天堂ヨーロッパさん、どうかハッダジ氏を解任してください。代わりにもっと情熱のある人を雇ってください。助けが必要です。このムービーを拡散してください」と視聴者に訴えてムービーは終わりました。


任天堂ロシアのLevel Up Days 2017のページには、3日目のストリーム中継のムービーがアップされていないとのこと。それはライブ中継内で繰り返されたハッダジ氏の暴言が原因であり、12時間後には公式ページから削除されたとムービーの投稿者は説明しています。しかし、当時の生々しい様子を記録した上記ムービーがYouTubeに投稿されると、ハッダジ氏に対する批判とともに、過去の悪行の数々を暴露する情報が続々と集められました。

元従業員やハッダジ氏と仕事をした人によると、ハッダジ氏は日常的にパワハラ行為を行っていたとのこと。コンピューターをたたいたり、キーボードを投げつけたり、ゴミ箱をぶちまけたりと、オフィスではしばしば従業員に対する暴力行為を行っていたそうです。いつ噴出するか予測不能のハッダジ氏の怒りに触れ、恫喝された社員は多く、任天堂ロシアでは会議の後にトイレで泣いている人の姿はごく日常的なものだったとのこと。


「スタッフは任天堂への愛が強ければ強いほど、安い賃金しか与えられない」という事情を暴露した関係者もいれば、ハッダジ氏は女性の容姿で従業員を採用していると報告した従業員もいます。また、セクシャルハラスメントを受けたり肉体関係を迫られたりした女性の体験談も報告されています。

長らくハッダジ氏の下で働いていた従業員の中には、任天堂ロシアを統括する任天堂ヨーロッパにパワハラ被害を訴え出ようとする動きもありましたが、握りつぶされてきたとのこと。しかし、今回のムービーをきっかけに、ハッダジ氏の解任を求める嘆願書には6000人以上の署名が集まりました。


そして、任天堂は「私たちは、任天堂ロシアのイエシャ・ハッダジGMが、マリオカートのライブストリーミングを担当する外部ベンダーへの正気を失った様子を記録したYouTubeムービーに最近気づきました。ハッダジ氏の振る舞いや言葉の選択は、任天堂の持つ価値感にまったくもってそぐわないものです。また、ムービーによって提起された訴えを知ることになり、内部調査をスタートさせたところです。任天堂はこの件を深刻に受け止めており、調査が行われる間は、これ以上コメントを出すことはありません」という公式声明を出し、問題解決に乗り出したことを明らかにしています。

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