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AIを頭脳とする全自動ロボットが起こした人間の死亡事故に焦点を当てたドキュメンタリー「The Truth About Killer Robots」


自動車メーカーだけでなくAppleやGoogleといったIT業界の巨人も開発に精力を注ぐのが自動運転車です。そんな自動運転車ではテスラUberが運転手や歩行者を巻き込んだ死亡事故を起こしていますが、それほど大きな問題として取り上げられることは少ないものです。自動運転車に限らず少なからず起こる「ロボットによる人間の死亡事故」に焦点を当てたドキュメンタリー映画「The Truth About Killer Robots」が、まもなく公開されます。

以下から「The Truth About Killer Robots」の予告編を視聴することができます。

The Truth About Killer Robots (2018) | Official Trailer | HBO - YouTube


「これはオートメーションと、その過程で亡くなっていく人間の物語です」という不吉なセリフが機械音声により読み上げられます。


最初に出てきた男性は、「ロボットが男を殺害したんだ」と語ります。


その後、ロボットアームが自動車衝突実験などに使われるダミー人形をバチコーンとぶっ飛ばします。こういう事故が過去に起きたことを暗示させるよう。


続いて別の男性が、「自動運転車における最初の死亡事故です」と述べ……


事故時の自動運転車の動きをシミュレーションするかのようなアニメーションが流れます。


長距離トラックやピザ職人、キーボードの組み立て作業など、同じ作業を繰り返し行うような仕事は最初にAI取って代わられることとなる職種といわれています。


3人目の男性が登場し、「あらゆる種類の仕事には基本的なルーティンが存在するが、そういった繰り返しの作業はAIの登場によりなくなるだろう」とコメント。


実際、既に多くの仕事の中で機械を用いた自動化が進んでいます。


しかし、別の男性は「我々は労働力をロボットに置き換えようとしているわけではなく、ロボットを使って労働者のサポートをしたいと考えているんです」と、次々と登場してくる高度なロボットが誤解を受けがちであると指摘。


実際に全自動ロボットと労働者が共に働く現場の様子が映し出されます。


さらに別の人物が、「現在、機械はとても安価でありながら、人間による作業と同じように正確な仕事が行えます。さらに、機械は人間よりも安価に作業を行えるようになっている、とも話をしています」と、機械の利点をわかりやすく説明。


実際、全自動で簡単にピザが作られていきます。


「多くの人々が時代に取り残されていると感じています」


「予想される最大の危機は、不信感による感情的な反応です」と、人間たちによる言葉のあとに……


冒頭でも登場した、機械音声が「ロボットと人間の間にあるダイナミクスは変わりました。あなたはもはや、いつあなたが終わるのかわからない」


「そして、我々が始める」と、ロボットの時代の到来をロボットが告げるかのようなセリフでムービーは終了。


なお、「The Truth About Killer Robots」は現地時間で2018年11月26日22時からHBOで放送予定。YouTube上で公開された予告編の説明欄には、「ロボット工学三原則」を自身のSF小説の中で記したアイザック・アシモフの言葉や、ロボット開発に携わるエンジニア・工場労働者・ジャーナリスト・哲学者などへのインタビューから、人工知能(AI)により管理される未来に対する注意喚起を行うものとされています。

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in ハードウェア,   動画,   映画, Posted by logu_ii

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