生き物

大量の「猫のミイラ」が古代エジプトのピラミッド付近の霊廟で見つかる

by Bolanu88

エジプト第5王朝の創設者・ウセルカフのために建設されたピラミッドの近くにある複合霊廟(れいびょう)で、何十匹もの猫のミイラと、約100体の木製の猫像が発見されました。古代エジプトの人々は猫派だったとして話題となっています。

(6) Ministry of Antiquities وزارة الآثار - 投稿
https://www.facebook.com/moantiquities/posts/2022990107746629

Tens of Cat Mummies and 100 Cat Statues Found Near Ancient Egyptian Pyramid
https://www.livescience.com/64068-cat-mummies-ancient-egyptian-pyramid.html

猫のミイラが発見された霊廟は、エジプトにあるサッカラに位置するもの。調査を行ったKhaled El-Enany氏によると、霊廟からは石棺(サルコファガス)が7つ発見され、うち3棺は猫たちのもの、1棺は王宮の建物の監督者だったKhufu-Imhatのものだったとのこと。霊廟は「猫のために」使われた、5世紀後半から6世紀初頭にかけてのものだとみられています。


猫のミイラと共に発見された木製の猫像は金で装飾され、ミイラと同時代に作られたものとのこと。エジプト神話に登場する猫の女神バステトの像も発見されています。


猫のミイラが発見された霊廟や、その周囲の霊廟では、猫の他にもライオン、牛、はやぶさ、ワニといった動物の像のほか、ミイラ化したコガネムシや……


コブラも見つかりました。


また、人間のミイラと共に死者の書を含むパピルスもあったそうです。


研究者たちの発掘作業は2018年4月にスタートし、記事作成時点でも継続されています。霊廟や彫刻の具体的な起源ははっきりしていませんが、今後の調査によって起源やパピルスに書かれた内容がわかるはずとのことです。

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in 生き物, Posted by darkhorse_log

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