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AppleやSamsungより先に登場した世界初折りたたみ式スマホ「FlexPai」


AppleSamsungが折りたたみ式のスマートフォンを計画していると長らく報じられてきましたが、アメリカのテクノロジー企業Royoleは、AppleやSamsungに先駆けて世界初の折りたたみ式スマートフォン「FlexPai」を発表しています。

Royole | We invent the future
https://www.royole.com/flexpai

折りたたみ式スマートフォンの「FlexPai」がどんな端末なのかは以下のムービーを見ればわかります。

Royole's FlexPai - the world's first foldable smartphone. - YouTube


うっすらと2本の線が入ったスマートフォンの側面っぽい見た目が現れ……


折りたたみ式のFlexPaiが登場。折りたたみ操作に適した専用OSの「Water OS」が採用されています。なお、このWater OSはAndroid 9.0のフォークです。


折り曲げていない状態だとこんな感じ。ディスプレイサイズは7.8インチでアスペクト比は4:3、解像度は1920×1440です。画素密度は308ppiです。その他、メモリ(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は256GB、microSDカードスロットも搭載しています。


ディスプレイではなく背面方向に折り曲げます。テストではディスプレイの折り曲げが20万回以上行われており、高い耐久性が証明されています。


背面から見るとこう。中央に2本の線が入っており、ここが折り曲げ可能なエリアとなっている模様。


プロセッサにはQualcommの最新Snapdragon製SoCを搭載。8コア・2.8GHzで、GPUにはAdreno 640を採用しています。


グニッと曲げて……


折りたたみきるとこう。バッテリー容量は3800mAh。


折りたたんだ状態だと、表と裏の両面にディスプレイがある感じ。折りたたんだ状態の画面のアスペクト比は片方が16:9(解像度1440×810)、もう片方が18:9(解像度1440×720)となります。


どちらの面からでも操作可能。折りたたんだ状態だと、スマートフォンのような縦長画面になります。


いろんなアプリ


曲げた状態から……


開くと画面の表示もスムーズに全画面に移行。


折り曲げた状態で背面を見るとこう。


折りたたんだ状態でスタンド式の時計にしたり……


ムービーを再生したりも可能。


逆側に別の映像を出力することもできます。


デュアルレンズカメラを搭載しており、20メガピクセルの望遠レンズと16メガピクセルの広角レンズを搭載。


折りたたみ可能なので、インカメラとリアカメラの切り替えを行うことなく風景写真の撮影や自撮りができるようになっています。


また、折りたたみ時にはFlexPaiのエッジ部分に21:6の解像度1440×390の画面が出現。ここにはすべての着信コール、メッセージ、メールなどの通知が表示されるので、別画面でムービーを見ながらエッジスクリーンで通知を見て、逆画面でアプリ操作も可能です。


マルチタスクも簡単で、2つのアプリを同時に起動し、片側からドラッグ&ドロップでファイルを移動させることもできます。


なお、FlexPaiの実機が動作している様子がYouTube上で公開されています。

FLEXPAI - First Foldable Smartphone Goes OFFICIAL!!! - YouTube


Rouyu Technology FlexPai - YouTube


Royoleは2018年11月1日に中国でFlexPaiを発売しており、販売価格は1295ドル(約14万6000円)から1870ドル(約21万円)です。

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in モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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