試食

大戸屋と福島の高校生がコラボしたふるさとメニュー「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」は本格的な和食が味わえる一品でした


「ちゃんとごはん。」のキャッチフレーズで知られる大戸屋で、福島県の「ふたば未来学園」の高校生とコラボしたメニュー「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」が2018年10月16日に登場しました。福島の各地域に伝わる「ふるさとのおかあさんの味」をアレンジしたというメニューは、実に完成度が高くて「ふるさと」を感じさせる一品でした。

ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食|メニューのご案内|大戸屋 ちゃんとごはん。
https://www.ootoya.com/menu/detail/002906.html

大戸屋に到着。


テーブルの上には、お目当ての定食のパンフレットが置かれていました。福島の各地に伝わる4種のおかずと、五穀ご飯のセットとなっています。


注文から5分強で「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」が到着。価格は税込980円です。


何といっても目を引くのは、この大きなソースカツ。会津地方の郷土料理というソースカツを、付け合わせのキャベツをアレンジしたコールスローの上に盛り付けてあります。


カツそのものの厚さは薄めですが、カリッとした衣の歯ごたえと甘みのあるソースで見た目以上のボリューム感があります。ソースの味が優しく、素材の味を必要以上に超えてこない味付けに仕上がっているのが印象に残るソースカツでした。また、コールスローに和えられたドレッシングは、こちらも優しい酸味のある味わいで主張し過ぎない点が好印象でした。


小鉢に盛り付けられたのは、「凍み豆腐のつみれと野菜の炊き合わせ」。福島県中通りの名物「凍み豆腐」、関西でいうところの「高野豆腐」に鶏肉を合わせて「つみれ」にアレンジしたという一品です。


添えられた「おろししょうが」をのせて食べると、和風だしをよく吸ったつみれの優しい食感と風味を味わうことができました。こんな言い方をしてはアレですが、「高校生が考えたとは思えない……」と思ってしまう完成度の高さに脱帽。


そしてこちらは「ほうれん草のすいとん」。福島県浜通りの「故郷のおかあさんの味」として親しまれているというすいとんがベースです。


甘めにしっかりと味付けられただしと、ほうれん草を練り込んだすいとんのモッチリとした食感に温かみを感じる味わいで、「なるほど、これはおかあさんの味」と納得できる仕上がりでした。


「いかにんじんのマリネ」は、福島県中通りの名物「いかにんじん」をアレンジしたという一品。


伝統的な味付けだと少し濃い目なので、今回のメニューではアッサリとしたマリネにアレンジされて登場とのこと。スルメイカの歯ごたえと、にんじんのシャキシャキした食感に、コショウの効いたマリネの風味がとてもよくマッチしています。


五穀ご飯は、こちらも優しい味わいの一品。バリエーション豊かな風味と食感を楽しめるものとなっていました。


まさに「ちゃんとごはん。」というキャッチフレーズがピッタリくるメニューは、「いま、いい料理を食べてるんだなぁ……」ということがしみじみと感じられる一品でした。期間限定で提供されているメニューなので、気になった人は早めに味わっておいた方が良さそうです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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