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3Dプリンターを使い10万円台の材料費で小屋が作れるように


3Dプリンターを建設で活用する試みがここ5年以上にわたって続けられています。そんな中で、イタリアの3D印刷会社・WASPがクレーンベースの3Dプリンターにより、コンクリートと泥を素材として、わずか10万円台で小屋を作ることに成功しました。

This Company 3D-Printed a House Made of Earth and Rice Husks | Digital Trends
https://www.digitaltrends.com/cool-tech/wasp-3d-printing-earth-material/

実際に3Dプリンター「Crane WASP」で小屋を作っている経過の映像が公開されています。

3D printing earth house with Crane WASP | work in progress - YouTube


小屋を作る場所の砂を集めている男性。後方に小屋を作るCrane WASPの姿が映り込んでいます。


砂に水を混ぜて泥にして、コンクリートとあわせて小屋の材料にします。


Crane WASPは地面に近いところから順番に小屋の形状を造形していきます。


造形している壁は中が空洞になっていて、ここにもみ殻と稲わらを入れていきます。これらの天然繊維は、コンクリートと泥の混合物が乾燥する際の収縮を最小限に抑える役割と、層状の壁に強度を与える役割を果たしているとのこと。


建設にかかる時間は215平方フィート(約20平方メートル)で10日ほど。材料費は1000ドル(約11万2000円)ほどで、商業展開時にはもうちょっと諸々の費用が加わることになりますが、最新のiPhone XS Max(64GBモデル)が税別12万4800円だと考えると、非常に安価で作れるようになったことがわかります。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logc_nt

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