これがAppleのMapアプリのデータ収集人の姿

地図アプリの正確性を保つためには専用のカメラを搭載する自動車で写真を撮影することが必要です。純正の「Maps」アプリを提供するAppleは、自動車だけでなく巨大なカメラユニットを背負ったバックパッカーを使った徒歩での撮影を地道に続けているようです。

Man Wearing Apple Maps Backpack Surveying San Francisco on Foot - Mac Rumors
https://www.macrumors.com/2018/10/12/apple-maps-san-francisco-survey-on-foot/

MacRumorsはストリートでバックパックタイプの巨大なカメラユニットを背負って作業中の男性を発見した読者のダンテ・セサさんから写真を入手しました。黒いバックパックには「Apple Maps」の表記があり、AppleのMapsアプリのためにデータを収集している模様。

バックパックからは、周囲360度をぐるりと撮影できる複数のカメラがついているだけでなく、Lidarユニットも確認できます。当然、GPSユニットも内蔵されていることは確実。Lidarを使ってより正確な3Dデータを収集しているようで、これらのデータはMapsアプリだけでなくAppleが開発中の自動運転車技術へも応用されると考えられます。

これまで、Appleの地図データ収集カーはレクサス・RXに巨大なカメラユニットを搭載したものが知られていました。

Appleが開発する自動運転車ユニットが激写されその狙いが明らかに - GIGAZINE

Apple運用の謎の自動車は地図データ収集のためと公式発表、ストリートビューを開発中か？ - GIGAZINE

最近では、小型化されたカメラユニットを搭載したスバル・インプレッサも発見されています。

カメラを付けた長い棒が特徴的なため、バック・トゥ・ザ・フューチャーを想起させるという感想もあります。


カメラを改良したり、人海戦術でストリートをくまなく歩きまわったりと、AppleはMapsアプリの改良と自動運転車の開発に地道な努力を続けているようです。