取材

ウイイレの11人対11人対戦を観戦したら「eスポーツ」と呼ばれるワケがよく分かった


サッカーゲームの代名詞「ウイイレ」シリーズ最新作となる「ウイニングイレブン 2019」を使い、リアルなサッカーと同じく11人対11人で対戦を行うというeスポーツイベント「日本初?!体育の日にeスポーツ!11人対11人でサッカーゲームを徳島と東京で対戦」が、マチ★アソビ vol.21の会場で行われました。一般参加+プロのeスポーツ選手がごちゃ混ぜになって対戦を行い、プロのサッカー指導者が解説を行うという豪華なイベントになっていたので、会場がどんな盛り上がりをみせるのか気になったので確かめてきました。

日本初?!体育の日にeスポーツ!11人対11人でサッカーゲームを徳島と東京で対戦アジア大会 金メダリストも登場 - マチ★アソビ
http://www.machiasobi.com/events/esports.html

10月8日の11時からイベント開始となっていたのですが、設営部隊は前日の夜から一所懸命セッティングを行っていました。



イベント開始直前にはデモンストレーションとしてスタッフたちが11人対11人のオンライン対戦をプレイ。あくまでデモだったのですが、会場は大盛り上がりで「ナンダなんだ?!」といった具合に多くの人が集まります。選手がドリブルで魅せたり得点したりする度、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。


会場には椅子が用意されていたのですが、座りきれないほどのひとだかり。普段eスポーツやウイイレに興味がない人たちも集まっているようで、高齢者まで若者に交じってeスポーツを観戦していました。


というわけでさっそくイベントがスタート。司会進行およびゲームの解説をしてくれるのは、サッカー経験のある声優・高井舞香さんと……


Jリーグ所属のプロサッカークラブ・徳島ヴォルティスで指導者として活躍するJFA公認A級ライセンスを持ったプロの指導者・柘植竜治さん。柘植さんがあいさつした際には徳島ヴォルティスのユニフォームに身を包んだコアなファンがタオルマフラーを掲げていました。


さらに、記事作成時点では徳島県出身のeスポーツプレイヤーとして唯一ウイニングイレブン 2018のジャパン・eスポーツ・ライセンスを保有しているプロのウイイレプレイヤーである「あると」選手


同じくプロのウイイレプレイヤーである「まさちゅう」選手


そして、アジア競技大会のデモンストレーション競技に採用されたeスポーツの「ウイニングイレブン2018」部門で金メダルを獲得したSOFIA(杉村直紀)選手も登場。


会場には栄光の金メダルを持参してくれました。


なお、11人対11人の対戦は、徳島会場の11人VS東京会場の11人で行われます。徳島会場ではあると選手・まさちゅう選手・SOFIA選手という3人のプロプレイヤーと一般参加者8人がチームを組み、東京会場ではSOFIA選手と共にアジア競技大会で金メダルを獲得したレバ(相原翼)選手率いるプロプレイヤー3人+一般参加者8人がチームを組んでいます。


ゲーム画面の「人数」部分が「22人」となっており、リアルなサッカーと同じ11人対11人での対戦が行われることがよくわかります。


22人の参加プレイヤーは東京会場にいるプレイヤーは「esAKIBA」、徳島会場のプレイヤーは「MACHIASOBI」と表示されています。


東京チームはイングランドの古豪・リヴァプール、徳島チームは世界最高のプレイヤーであるメッシ率いるバルセロナを使用。なお、参加者はランダムで操作する選手が決められることとなっており、最初の試合ではSOFIA選手がGKのテア・シュテーゲン、あると選手がCBのピケ、まさちゅう選手がFWのスアレスを操作しました。


というわけで、さっそくキックオフ。


解説を務める柘植さんも久しぶりにウイイレをプレイしたそうで、自身がプレイしていた時よりもグラフィックは格段に進化しており、操作時に使えるテクニックなども増え、大きく進化していることに驚いたそうです。


試合が始まるまではモニターの前にコントローラーを持った11人が並ぶという、以下にもゲームっぽい見た目なのですが、試合が始まってしまうとモニター上の映像で試合を観戦することとなるため、スポーツバーなどでサッカーの試合を観戦しているのと変わらない感覚になります。ゲームだけどたしかに見ている側からするとリアルなスポーツを観戦しているのと遜色なく、なぜ競技形式で行う対戦ゲームが「eスポーツ」と呼ばれるのかが実感できました。


試合が始まると「普通のスポーツを観戦しているような感覚」に陥るため、イベント会場の側を通る人たちが次々に足を止め、会場はまさに満員御礼状態。もしかするとゲームではなくスポーツ観戦だと思ってモニターを眺めていた人もいるかも。


スポーツと同じでゲームの中で良いプレイが飛び出すと、会場からは拍手が巻き起こります。


SOFIA選手の好守が光り、後半に入っても試合は0対0のまま進みます。


両チームともになかなか得点が遠くい……。


徳島チームもチャンスを得ます。何とか得点しようとSOFIA選手が操作するGKが相手ゴール前まで飛び出すシーンもあり、ポジションに縛られない自由なプレーが可能というのはゲームならではかもしれません。


結局最初の試合は0対0で終了。得点シーンこそなかったものの、華麗なドリブルや体を張った守備などで会場は大いに盛り上がりました。また、会場からは「クロスだクロス!」「人集まりすぎ!」「ボール持ちすぎ!」など、リアルなサッカーを観戦している時と同じような声があがっており、実際に取材した編集部員も撮影するのを忘れて徳島チームの応援に熱くなってしまう瞬間がありました。


マンオブザマッチはGKながら攻守に活躍したSOFIA選手のテア・シュテーゲンでした。GKながらプロ選手の違いを見せつけるプレイに会場からも大きな歓声があがります。


というわけで1試合目は終了。その後も一般参加者を変えながら複数試合が開催されます。


なお、「日本初?!体育の日にeスポーツ!11人対11人でサッカーゲームを徳島と東京で対戦」の様子はソフマップがオンライン配信しており、eSports Studio AKIBA powered by SOFMAPのLIVE配信ページで視聴できました。

#マチアソビ
徳島と対戦している東京会場では
プレー様子をLive配信中????
是非こちらもご覧下さい⬇️https://t.co/A3YiISAcdX#ソフマップ#eスポーツ#eSports#ウイニングイレブン2018#体育の日 pic.twitter.com/ez9neQ4OWp

— ソフマップ(公式) (@sofmap_official)

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in 取材,   ゲーム, Posted by logu_ii

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