取材

苦しくも優しい読後感を映像にする努力が語られた劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」スタッフトークショー


累計260万部を超える超人気小説「君の膵臓をたべたい」は2017年に公開された実写映画が大ヒットしたことに続き、2018年9月より劇場アニメが公開されています。そんな注目作のプロデューサー・監督・総作画監督によるスタッフトークショーがマチ★アソビ vol.21で開催されました。

マチ★アソビ vol.21 2018.09.22~10.08開催
http://www.machiasobi.com/

劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」公式サイト 2018年9月1日(土)全国ロードショー!
https://kimisui-anime.com/


まずufotable CINEMAにて上映会が行われ、その後アニプレックスの高橋祐馬プロデューサー、牛嶋新一郎監督、キャラクターデザインと総作画監督を務めた岡勇一さんが登壇。上映直後のトークショーということもあり、作品を楽しんだことも含めての拍手で満たされました。


牛嶋監督と岡さんは徳島県もマチ★アソビも初めてとのことで、青空の下のステージやステージと観客の距離感が近いイベントを新鮮に感じたようです。

牛嶋監督は「君の膵臓をたべたい」がかなり人気の高い原作であることから、力を持った原作から大きく印象を変えることなく、小説を読み終わった読後感と同じような後味を意識したことを語りました。岡さんも同様に、原作ファンからイメージを損なわないようなキャラクターを作るのに注力したそうです。


それぞれのキャラクターの造形について、岡さんは作り終えたときに「これはいいものができた」というような自負を抱いたことを述べつつ、原作者・住野よるさんからの要望もあり、いわゆる「キャラクター」というよりも「いまどこかに住んでいるような人」というイメージを固めたと明かしました。

またキャスティングについて高橋さんが触れると、最初に多く指示をしなかったことを牛嶋監督が明かし「担当する声優さんの中でまずキャラクターを作り上げてもらう」という形を採ったことを話しました。


劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」は公開初日の満足度ランキングで1位をとるなど、視聴した人からの好意的な感想が非常に多いとのことで、最後に改めて見てくれた人への感謝が述べられました。

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in 取材,   アニメ, Posted by log1e_dh

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