Steamが7日間で9万件以上のチートプレイヤーのアカウントを停止したことが判明

by ManoelNetto

SteamはPCゲームの配信プラットフォームであり、世界中で数多くのユーザーが使用しています。そんなSteamは、チートプログラムを用いて不正にゲームをプレイする「チーター」に対して厳しい態度を取っており、2018年7月にはわずか7日間で9万件以上のチーターのアカウントを、Steamの運営企業であるValveが停止したことが報じられています。

Valve issues 95,000 bans in just seven days • Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/articles/2018-07-22-valve-issues-95-000-bans-in-just-seven-days

今回の大量アカウント停止から1年前の2017年7月にも、Valveはわずか1日で4万件以上のチーターのアカウントを停止したことが報じられていました。この時は2017年6月23日から始まったSteamサマーセールにより、多くのチーターが割引価格でゲームを購入していました。安く購入したゲーム内で、チーターはチートプログラムを使ったテストプレイを行っていたそうで、大量のアカウントが一気にアカウント停止に至ったとのこと。

それから1年後には、2018年6月22日から始まったSteamサマーセールから数週間が経過した2018年7月19日に大量のアカウントが停止されてしまいました。アカウント停止の種類別で見るとValve Anti-Cheatによるユーザーアカウント停止が6万1419件、ゲーム内の報告による特定のゲームプレイ禁止が2万7402件となっています。

ユーザーアカウントの停止は前日の2018年7月18日にも2万8000件以上が執行されており、直近の1週間で9万件以上ものアカウントが停止された計算になります。なぜ、一気に大量のアカウントが停止される事態になったのかについて、Valveは理由を明らかにしていません。

Valveによる大量のアカウント停止を報じたゲーム関連メディアのEurogamerは、「これまでにチートとして認識されていなかった、新しいチートプログラムがValve Anti-Cheatに追加されたのではないか」と推測しています。