試食

コーヒーの「ごみ」だったのに今やコーヒー豆より高価になったコーヒー果皮「カスカラ」はどんな味なのか?試してみました


本来は「ごみ」として扱われていたコーヒーの果皮「カスカラ」が近年注目を集めており、アメリカのスターバックスでは「カスカラ・ラテ」なる飲み物も登場しています。人気が急騰すると共にコーヒー豆よりも高価になってきたというカスカラを使った「カスカラシロップ」を発見したので、一体どんな味なのか確かめてみました。

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カスカラとは何か?ということは、以下の記事を読むとよくわかります。

コーヒー豆そのものよりもゴミとして捨てられていた「果皮」の方が高価になっている - GIGAZINE


これがカスカラシロップ。


カロリーは100mlあたり227kcalで、原材料名にはコーヒーの果皮、てんさい糖、麦芽、水飴などが並んでいます。


1本あたり360mlで、iPhone SEと比較するとボトルのサイズはこのくらい。


まずはそのままテイスティング、ということでグラスに注いで匂いを嗅いでみたところ、果物のような甘酸っぱい匂いの中に、ルイボスティーを想起させる独特の花のような香りを感じました。しかし飲んでみると酸味は皆無でひたすらまったりと甘く「黒糖みたい」とコメントする人も。シロップなのでそのままゴクゴク飲めるものではなく、黒蜜やメープルシロップと一緒で食べ物や飲み物にあわせる方がよさそうです。


ということで、まずは炭酸水で割ってみました。


炭酸水で割ると、炭酸特有の酸っぱさに花のような香りが負け気味になり、黒蜜や黒糖のような雰囲気が強くなります。しかしシロップ自体は甘みのみなので、酸味が加わることですっきりとした飲み口になり、どこか懐かしさを感じる夏のさわやかな飲み物といった感じ。


さらに、ヨーグルトにかけてもいい、とのことだったので試してみたところ……


これもやはり、ヨーグルトの強い酸味にカスカラの風味が負けてしまい、おいしいのですがシロップの特徴をイマイチ生かし切れてないように感じました。


アメリカのスターバックスではカスカラ・ラテなるものも登場しているとのことなので、コーヒーに合わせてみることに。


スターバックスっぽくすべく、フォームミルクをブラックコーヒーに注いでいきます。


そこにカスカラシロップを投入。カスカラシロップはハチミツのように粘度があるものではなく、さらっとした液体なので、フォームミルクの上にとどまることなく下へと沈んでいきます。


飲んでみたところ、炭酸水やヨーグルトと違い、カスカラの花のような香りがコーヒーのロースト感に引き立てられ、これは合う!という仕上がりに。ミルクのまろやかさとも相性がよく、コーヒーを口に運ぶごとにメイプルシロップともハチミツとも異なる独特の花のようなよい香りが口の中に広がり、疲れてほっこりしたい時にぴったりでした。


さらにパンケーキを焼いて……


メイプルシップのかわりにカスカラシロップをかけてみることにしました。


たっぷりのカスカラシロップはパンケーキにかけても独特の香りがしっかりと感じられ、甘さを控えたホイップクリームと合わせてもグッド。最初にテイスティングをした時は「特に『もう一度味わいたい』という味ではないかも……」と思っていたのですが、コーヒーやパンケーキと合わせているうちにクセになってきました。


もちろんコーヒーともよく合います。


バター&カスカラシロップの組み合わせもシンプルでいい感じ。


今回購入したカスカラシロップは360mlが税別980円でオンラインからの購入も可能。独特の香りが特徴で非常にコーヒーによく合うので、コーヒー好きや甘い物好きの人は一度試してみるとよさげです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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