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イーロン・マスクの火炎放射器「火炎放射器じゃないもの」1000台が手渡しで購入者の手に渡る


テスラ」や「SpaceX」の創業者として知られ、トンネル掘削会社「The Boring Company」のCEOを務めているイーロン・マスク氏は都市の渋滞緩和を目的にロサンゼルスに地下トンネルを堀るプロジェクトを進めています。しかし、作業を進めるための資金繰りの状況が悪化しているという理由から、火炎放射器を台数限定で2万台販売を行いました。そして、2018年6月9日(土)に事前予約分の1000台が顧客の手に渡ったとのことです。

I picked up a Boring Company Not-A-Flamethrower and it’s mine now - The Verge
https://www.theverge.com/2018/6/10/17445838/boring-company-flamethrower-elon-musk-tweets-party

The Boring Company's 'Not a Flamethrower' reaches customers
https://www.engadget.com/2018/06/10/boring-company-delivers-flamethrowers/

The Boring Companyが事前予約分として生産した1000台の火炎放射器は、顧客自らが同社を訪れて手に入れる必要があるとのこと。これは法律で「危険物の配送」が禁止されているためですが、「手渡し」という方法には時間と手間がかかるもの。そこで、The Boring Companyは顧客にスムーズに火炎放射器を発送すべく議論を行い、「火炎放射器の製品名を変更する」という方法をとりました。

火炎放射器が手渡しされる当日、マスク氏は「今日、最初の1000台の火炎放射器が手元に届くよ!」と興奮気味のツイートをしていますが……

First 1000 Boring Company Flamethrowers being picked up today! pic.twitter.com/hBMp5fGzAB

— Elon Musk (@elonmusk)


「忘れるところだった!『火炎放射器と呼ばれるもの』の配送を禁止する規制や税関の規則があるから、製品名を『火炎放射器じゃないもの』に変えてるけどね」と投稿。製品名が「火炎放射器じゃないもの」であることをアピールしています。

Almost forgot! Due to recent regulatory/customs rules enacted to inhibit transport of anything called a Flamethrower, we have renamed our product: “Not a Flamethrower”.

— Elon Musk (@elonmusk)


製品名を「火炎放射器じゃないもの」に変えたとしても、火炎放射器の機能を有していることは事実であり、発送が可能になるかというと難しいところです。そこで、The Boring Companyは同社の従業員がアメリカ国内の顧客の元に直接「火炎放射器じゃないもの」を届ける案を検討しているとのこと。国外への発送方法については、まだ検討中であるとしています。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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