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プロの写真家として成功するための7つのステップ


プロの写真家とは「ただカメラを抱えて写真を撮ればお金がもらえる」という職業ではなく、独立して成功するまでの道のりは長く険しいもので決して容易ではありません。プロの写真家の協同組合であるCOOPHが、プロの写真家として独り立ちしていくために必要な7つのステップを以下のムービーで説明しています。

The 7 key steps to becoming a professional photographer - YouTube


◆1:自分の専門分野を見つける
最初から撮影機材にスマートフォンを使うのか、ハイエンドなデジタル一眼レフカメラを使うのかを気にする必要はありません。


まずは自分がどういう写真家になりたいかについて考える必要があります。


さまざまなジャンルを経験することで、自分が本当に楽しめる、あるいは向いている題材を見つけることができます。


これだと思う方向性を見つけたら、次にその特定のジャンルでの専門知識をしっかり身に付ける必要があります。写真家のアシスタントとして仕事を見つけて働くことも、手っ取り早く経験を積むためには良い方法です。


◆2:適切な道具を入手する
自分の専門分野を見つけたら、それに適したカメラや周辺機器を入手します。最初から高級なハイエンド機器を購入する必要はありませんが、撮影で必要な道具は全てそろえましょう。


例えば、ポートレートを撮るためには85mmのレンズが必要になりますし、旅行写真や風景写真を専門に撮影したいのであればズームレンズが理想的だといえます。


軽量で持ち運びのきく三脚は、どの分野でも非常に便利なツールです。


また、これまでの作業をアーカイブできる強力なストレージも重要となります。写真データのバックアップに失敗すると、クライアントとの時間やお金、さらには自分の評判にも大きな影響を与えます。


◆3:ポートフォリオを作成する
ポートフォリオはプロの写真家にとって非常に重要です。クライアントはポートフォリオを見て、写真家に依頼するかどうかを決めるからです。現代はSNSで写真をすばやく簡単に共有できますが、個人のサイトを所有していると、よりプロフェッショナルに見えます。


自分のサイトで仕事用のポートフォリオをストックしておく場合は、小まめに更新して常に最新の状態に保つ必要があり、そのためには誠実に対応してくれるプロバイダーと契約し、サイトを簡単に管理できるようなテンプレートにすることが重要です。


また、自分のサイトを持つことで、結婚式の撮影などの商業的な仕事の写真と、本来自分が進めたいプロジェクトの写真を区別しやすくなるため、展覧会などの声もかかりやすくなります。


◆4:適切なクライアントを見つける
プロの写真家として早く成功したいからといって、手当たり次第に自分のポートフォリオを送りつけるようなことはやめましょう。まずは自分の撮影から最も利益を得られるようなビジネスを設定してください。


例えば、ポートレート写真が得意な場合、ウェブサイトに載せるポートレート写真の撮影を必要としている企業と契約するのがいいでしょう。最初からお金を要求するよりも、最初だけサービスとして無料で撮影し、その成果と意欲を示すことも有用といえます。


◆5:ビジネスを理解する
独立したプロの写真家として成功するためには、ビジネスを理解する必要があります。収入と経費を把握し、見積もりと請求書のテンプレートを作成し、クライアントから注文書を受け取るといった作業をすべて自分でこなす必要があります。


また、それぞれのプロジェクトに対応できる契約書も用意する必要があります。撮影したらその報酬をしっかり得られることも大事ですし、場所やモデルについて書面による許可を得ることも重要です。


さらに、大事な商売道具を盗まれた時のために、カメラ保険に加入する必要もあるでしょう。


◆6:ワークフローを洗練させる
効率と出力を最適化するには、自分なりのワークフローを構築する必要があります。SDカードをどこにしまうのか、カメラのバッテリーはどのタイミングで充電するのかなど、作業の流れを把握しておかないと、納期に間に合わなくなり、自分の評判が下がってしまいます。


写真加工ツールの使い方を熟知しておけば、バッチ編集などを駆使して大幅に作業時間を短縮することができるようになります。


また、写真のデータを定期的に安全に保存できるハードドライブにバックアップすることも忘れないようにしましょう。


◆7:自分の仕事を売り込む
ただ「仕事がほしい」とまわりに言うだけではなく、どんな時でも自分の写真を配れるように常に努力すべきです。例えばSNSを利用して、自分の作品を積極的に発信することで、興味を持ってもらいやすくなります。


売り込み活動はオンラインだけで行うものではありません。自分の作品をプリントして、以前契約したクライアントやこれからクライアントになるかもしれない人たちに配りましょう。


個人的な撮影プロジェクトや作品シリーズの場合は、写真のギャラリーにも声をかけましょう。


写真の展示会は人脈の形成と意識を高めるためにはもってこいのイベントなのです。

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in 動画, Posted by log1i_yk

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