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新品同様で定価より安価に購入できる「リファービッシュ品」のスマホは買うべきなのか?

by Noah Silliman

初期不良や中古機器などをメーカー側が修理・調整し、新品に準じる状態に仕上げて再出荷したものを「リファービッシュ品」と呼びます。基本的に新品よりも安価に購入できるため人気なリファービッシュ品ですが、必ずしも正規のメーカーが修理しているとは限らず、粗悪な不良品をつかまされるケースもあるそうです。そこで、「リファービッシュ品の電化製品は購入すべきなのか?」ということを、アメリカの消費者情報誌コンシューマー・レポートがまとめています。

Should You Buy Refurbished Electronics? - Consumer Reports
https://www.consumerreports.org/electronics/should-you-buy-refurbished-electronics/

特にスマートフォンなどの電子製品で見かける「リファービッシュ品」とは一体どういったものなのかより詳しく知りたい場合は以下の記事をチェックしてみてください。

スマホでよく耳にする「リファービッシュ」製品とは何か? - GIGAZINE


お金を節約するために安価なスマートフォンを探しているという場合、リファービッシュ品は魅力的な選択肢のひとつとなり得ます。リファービッシュ品のiPhone 7 Plus(256GB)の場合、非常に優れた状態のものを779ドル(約8万5000円)と、定価よりも90ドル(約1万円)安く購入することができます。しかし、通常は、単に端末をきれいにして再びパッケージしただけのものではなく、しっかりと改修されたものを「リファービッシュ品」と呼ぶはずなのですが、修理・改修を担当するのは必ずしも製造メーカーではないため、ものによって品質がマチマチです。

そんな数多存在するリファービッシュ品の中から、「良いリファービッシュ品」を見分けるためのポイントが存在します。

例えば、Samsung製のスマートフォンの場合、「Certified Pre-Owned(認定中古品)」というものが存在しており、このマークがあるものはオリジナルの状態に修復された端末であることが保証されています。Samsungの公式サイトによると、認定中古品には「あらゆる特徴や機能についての詳細なトップダウン検査」が含まれているとのことです。


Appleの場合、リファービッシュ品は「Apple認定整備済製品」として実際にApple Storeなどで販売されています。このApple認定整備済製品は、Appleの厳しい整備プロセスを経て販売される、新品ではないApple製品を指しており、Appleの厳しい品質基準をクリアしたものとのこと。不具合のあるモジュールは最新モデルに使用されているパーツと交換され、徹底したクリーニングプロセスと検査、再梱包などが行われるそうです。

認定の整備済製品 - Apple(日本)


このように、AppleやSamsungの場合は公式がリファービッシュ品を用意しているので、非認定のベンダーによるリファービッシュ品をチェックする前に公式をチェックするのが良さそうです。そうでなければ、サードパーティー製の安価なバッテリーなどを使用した粗悪なリファービッシュ品に出くわしてしまう可能性があります。

「リファービッシュ品は開拓時代の西部地方とよく似ています。なぜなら、オンライン上にいる何千もの売り手が自らリファービッシュ品を作成し販売しており、消費者には修理時に使用された交換部品の品質を判断する方法がないからです」と語るのは、Sims Recycling Solutionsの電子商取引マネージャーのカルロ・サルガドさん。

また、コンシューマー・レポートは「保証期間を調べることも重要」と記しています。SamsungおよびAppleの場合、リファービッシュ品の保証期間は1年間となっています。対して、Best BuyやAmazonで購入するリファービッシュ品の保証期間は90日間しかありません。


そして最後にチェックしておくべきなのが、「返品に関するポリシー」です。リファービッシュ品に限らず、製品の不具合や欠陥に気付くには少し時間がかかることがあるので、少なくとも返品期限として「購入から1か月」が保証されているものを購入することをお勧めする、とコンシューマー・レポートは記しています。

なお、Amazonは「購入から1か月」は返品を受け付けてくれるそうですが、Appleはわずか14日間としているので注意が必要です。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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