レビュー

Wi-Fiで電源を遠隔切り替え&スマートスピーカーで音声操作が可能な直差しスマートプラグ「TP-Link HS105」レビュー


ブロードバンドルーターや無線LAN機器のメーカーであるTP-Linkから、Wi-Fi対応の直差し型スマートプラグ「HS105」が登場しています。Wi-Fi経由でスマートフォンによる電源切り替え操作ができ、Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーと連携させることで音声によるコントロールも可能とのことで、実物を借りることができたので、実際に設定して使ってみました。

HS105 | WiFi スマートプラグ 遠隔操作 直差しコンセント Echo シリーズ Google Home 対応 音声コントロール コンパクト ハブ不要 3年保証 | TP-Link Japan
https://www.tp-link.com/jp/products/details/cat-5258_HS105.html


◆開封
HS105の外箱はこんな感じ。


中身は、HS105本体・かんたん設定ガイド・保証書の3点でした。


HS105の大きさは38mm×66.5mm×40mmで片手に乗る程度、重さは90.7gで重すぎるということはありません。コンセントの差込口は中央よりも少し上に配置されていて、接地側の穴の横には「N」と書かれています。また、右側面にはボタン式のスイッチが配置されています。


差込口と同じく、コンセントのプラグ部分も少し上に偏って配置されていて、コンセントの接地側の横には「N」と記されています。


裏側には技適マークとMACアドレス・シリアルナンバーが記されていました。


◆スマートフォンアプリのインストール&連携
スマートフォンでHS105の電源を切り替えるためには、TP-Linkの配信しているアプリ「Kasa Smart」をインストールする必要があります。Kasa SmartはiOS版とAndroid版が無料で配信されています。

「Kasa Smart」をApp Storeで


Kasa for Mobile - Google Play のアプリ


今回はiPhone XとHS105と連携させるため、iOS版を使用します。まずは「入手」をタップしてインストールします。


Kasa Smartを起動するとこんな感じ。HS105をKasa Smartと連携させるためには、Kasaアカウントを作成する必要があります。メールアドレスとパスワードを入力して、「アカウントを作成」をタップ。


登録したメールアドレスに認証用メールが届くので、メール本文に記されているURLをクリックしてアカウントを認証したら「続行」をタップ。


日の出・日の入りの時間を決定するために位置情報を用いるとのことで、「許可」をタップします。


端末を選択する画面に移りますが、今はまだ何も登録されていないので「まだ端末がありません」と表示されます。右上の+アイコンをタップ。


「端末を追加」画面では、Kasaと連携できる端末の一覧が表示されます。HS105を連携させるため、「ミニスマートWi-Fiプラグ」をタップ。


遠隔操作を行うにあたっての注意事項が表示されるので、「同意します」をタップします。


HS105をコンセントに差し込むように指示されるので、差し込んだら「次へ」をタップ。


実際にHS105を差し込んだところ。背面のプラグが少し上に偏って配置されていて、本体が正面から見たときにややぶら下がるような位置に来ることになるので、以下の画像のように縦2列に差込口が並んだコンセントに差し込む場合は、他のコンセントが差せるよう、下に差すのがベター。以下の画像では少し分かりにくいですが、HS105をコンセントに差し込むと、右上隅にあるステータスランプが点滅します。


Wi-Fiのランプを確認するようメッセージが表示されます。確認したら「次へ」をタップ。


続いてスマートフォンのWi-Fi接続を「TP-LINK_Smart Plug~」に切り替えます。


接続に成功すると、端末の名前を決めることができます。入力したら「次へ」をタップ。端末名は、後述のスマートスピーカーによる音声操作でも使うので、「2階照明」「リビング暖房」など、プラグにつなぐ機器の名前をつけるのがよさげです。


次にアイコンのカスタマイズを行います。アイコンはあらかじめ用意されているものもありますが、「カメラ」をタップすると写真をアイコンにすることも可能。アイコンを選択したら「次へ」をタップします。


HS105を接続するWi-Fiのパスワードを入力して、「次へ」をタップ。HS105は2.4GHzのWi-Fiのみに対応とのことなので注意が必要です。


設定が終了するとファームウェアのアップデートが始まるので、「今すぐアップデート」をタップ。


およそ1~2分でアップデートは終了。完了画面が表示されたら「完了」をタップします。


セットアップが終了した旨が表示されるので、「完了」をタップ。


◆実際に遠隔操作をしてみる
端末一覧を開くと、先ほど登録したHS105が表示されているので、タップします。


開かれたところはこんな感じ。アイコン・端末名・合計稼働時間が表示されています。端末名の右下にある丸いボタンアイコンをタップすると、HS105の電源を切り替えることが可能です。


実際にHS105にライトを接続し、iPhone Xから操作してみました。iPhone XはWi-Fi接続ではなく4G回線に切り替えています。


実際にiPhone Xでアプリを操作して電源のオン・オフを切り替える様子は以下のムービーで見ることができます。電源を入れたり切ったりするたびにHS内部から「カチン」という音が聞こえます。

スマート直差しプラグ「TP-Link HS105」でiPhone Xから電源を切り替える様子 - YouTube


また、アプリではスケジュール・おでかけモード・タイマーの設定が可能です。


「スケジュール」は決まった時間にスマートプラグのオン・オフを設定することができるので、「朝7時にライトをつけて目覚まし代わりに使う」「23時30分になったら部屋の間接照明を消す」という使い方が可能です。


「おでかけモード」は、設定した時間内でHS105のスイッチのオン・オフをランダムに切り替えるという内容です。おでかけモードをつかってライトをつないでおけばランダムに点灯するため、旅行などで長期間自宅を空けていても無人であることを外から悟られにくくなります。


「タイマー」は設定した時間後にオン・オフを切り替えるというモード。


なお、遠隔操作だけではなく、HS105の右側面にあるボタンスイッチを押すことで、直接電源のオン・オフを切り替えることができます。


◆Amazon Echoとの連携
HS105は、Amazon EchoGoogle Homeなど、スマートスピーカーとの連携も可能なので、音声操作で電源のオン・オフを切り替えることができます。今回はAmazon Echoと連携を取ってみました。


まず、スマートフォンでAmazon Alexaアプリを起動し、左上のアイコンをタップ。


「スマートホーム」をタップします。なお、HS105とAmazon Echoの連携にはスマートホームハブなどは必要ないので、ハブ内蔵型のEcho PlusでなくてもOK。


スマートホームの画面が表示されたら、「有効なスマートホームスキル」をタップします。


スキル一覧が表示されるので、「スマートホームスキルを有効にする」をタップ。


TP-Linkが配信している「TP-LINK Kasa」というスマートホームスキルをインストールします。上部の検索欄に「kasa」と打ち込めば、検索結果にTP-LINK Kasaのみが表示されるので、タップします。


Kasaスキルを有効にするために、Kasaアカウントで登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「承認」をタップ。


承認に成功すると、TP-LINK Kasaスキルが正常にリンクされたと表示されるので、左上の「完了」をタップします。


端末の検出を促されるので、「端末の検出」をタップ。


無事検出に成功するとHS105の端末名が表示されます。これでAmazon EchoとHS105の連携完了。


Amazon Echoで音声操作するためには「Alexa、(端末名)をオンにして」と呼びかければOK。実際にAmazon Echoへの音声操作でHS105の電源を切り替える様子は以下のムービーで見ることができます。

スマートコンセント「TP-Link HS105」とAmazon Echoを連携させて音声で操作してみた - YouTube


◆使ってみて
直差しスマートプラグのHS105は「遠隔で電源を切ることができる」という点がポイント。「使わない家電の待機電力消費を防ぐ」「こたつや電気カーペットの消し忘れを防止する」「部屋の隅に置いた間接照明のオン・オフをスマートフォンで切り替える」「ローカルWi-Fi接続を行って調子が悪いブロードバンドルーターの電源を入れ直す」といった使い方が期待できます。他の編集部員からは「熱帯魚の水槽の照明を管理するためにも使えそう」というコメントも。指定した時間に電源のオン・オフを切り替えることも可能なので、ダイヤル式の電源タイマーよりも高い精度で使用することが可能です。

ただし、HS105本体はかなり幅があるため、差し込める場所が限られてきます。棚やソファーの裏など狭いところにあるコンセントに差し込むのは厳しそう。実際にHS105を縦2列のコンセントの上に差し込んでしまうと、下のコンセントに別のACアダプターが差し込めなくなってしまう場面もあり、この大きさであれば差込口がもう1つは欲しいと感じました。また、電源を切り替えるたびにカチンと音が鳴るのは人によって気になるポイントかも。


TP-Link HS105はAmazon.co.jpでも取り扱われていて、記事作成時点で税込3900円で購入可能です。

Amazon.co.jp: 【Works with Alexa認定製品】 TP-Link WiFi スマートプラグ 遠隔操作 直差しコンセント Echo シリーズ Googleホーム対応 音声コントロール コンパクト ハブ不要 3年保証 HS105: パソコン・周辺機器

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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