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GoogleのURL短縮サービス「URL Shortener」が2019年3月30日で終了


Googleは、2009年から提供してきたURL短縮サービス「Google URL Shortener」を2019年3月30日で終了することを発表しました。今後、URL短縮サービスは「Firebase Dynamic Link(FDL)」に移行することになりますが、これまでにURL Shortenerで作成されていた短縮URLはそのままで継続して利用できるようになっています。

Google Developers Blog: Transitioning Google URL Shortener to Firebase Dynamic Links
https://developers.googleblog.com/2018/03/transitioning-google-url-shortener.html

URL短縮サービスはTwitterやテキストメッセージ(SMS)など、入力可能な文字数が制限されている状況で、文字数が比較的多いURLを入力するときなどによく利用されています。GoogleのURL Shortenerによって短縮されたURLのドメインには「goo.gl」が設定されており、この文字列に見覚えがある人も多いはず。

Googleは、URL ShortenerからFDLへの移行は段階的に実施すると説明しています。2018年3月30日からは、Googleのアカウントに未ログインのユーザーはURL Shortenerにアクセスしても短縮URLの作成ができない状態となっています。


また、2018年3月30日時点で、短縮URLを作成したことがないユーザーは、2018年4月13日でサービスが利用できなくなるとのことです。2018年3月30日よりも前に短縮URLを作成したことのあるユーザーは、2019年3月30日まで引き続きURL Shortenerを利用することが可能です。

なお、GoogleはURL ShorterをFDLに移行すると発表していますが、FDLの利用には開発者でないとわかりづらい部分があり、一般ユーザー向けには利用のハードルが高いことが考えられます。そこで、サービス終了後の推奨サービスとして、GoogleはFDLの他にBitlyOw.lyなど、他のURL短縮サービスの名前も挙げています。

2019年3月30日以降もURL Shortenerで作成された短縮URLは、全てそのままの状態で利用可能ですが、短縮URLの情報がFDLに移行されることはないとのこと。このため、FDLに短縮URLの移行を検討するユーザーは、URL ShortenerからCSV形式のテキストファイルをエクスポートし、ファイルの内容をFDLに再登録する必要があります。


開発者の場合、URL Shortenerの利用期限は2019年3月30日で変わりませんが、プロジェクトによってURL Shortener APIの利用期間が異なっています。2018年3月30日よりも前にURL ShortenerのAPIにアクセスしたプロジェクトは、2018年5月30日から同APIを利用した短縮URLの生成が可能で、既にAPIを呼び出したことのあるプロジェクトであれば、2019年3月30日までは制限なく利用できるようになっています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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