約5000円のiPhoneを購入すべく1万人超がショッピングモールに大集結してしまいセールは中止に

マレーシアのApple製品販売代理店が、週末にiPhoneを50ドル(約5300円)で販売するセールを企画したところ、何とショッピングモールの中には1万1000人以上の長蛇の列ができてしまい、セールは取り止めとなってしまいました。

Malaysian Apple reseller cancels sale after crowds overwhelm a mall for $50 iPhones - The Verge
https://www.theverge.com/2018/3/5/17080590/apple-warehouse-sale-malaysia-switch-cancel-iphone-ipad-imac

This is the queue for the Switch warehouse sale for Apple products in MyTown | SoyaCincau.com
http://www.soyacincau.com/2018/03/02/this-is-the-queue-for-the-switch-warehouse-sale-for-apple-products-in-mytown/

マレーシアのApple製品販売代理店「Switch」がセール販売しようとしたのは、iPhone 5s/6/6 Plus/6s/6s Plus/7/7 Plusと、iPad/iPad mini/iPad Pro、Apple TV、MacBook、iMac、iPod TouchといったApple製品。セールのチラシによると、iPhone 5sが50ドル、iPad Air 2の16GB・Wi-Fiモデルが77ドル(約8200円)、2011年モデルのMacBook Air(64GB)が128ドル(約1万4000円)、24インチのiMacが255ドル(約2万7000円)で販売される予定でした。

Switchは深夜から店舗の前に並ぶことを禁止しており、これは公式のFAQにも記載されていたのですが、少なくとも開店の19時間前にはショッピングモール内に列ができはじめていたとのこと。

ショッピングモール周辺には深夜にもかかわらずものすごい人が集まっており、完全にお祭り騒ぎ状態。

ショッピングモールの入口にもApple製品目当てで大挙した人の群れ。

開店前にSwitchの前に集まった人々の様子を映したのが以下のムービー。ショッピングモール内の1店舗にこれだけの人が群がるというのはちょっと想像出来ないレベル。

開店時、Switchの店員は店舗に最初に訪れた顧客に対して番号札を配ろうとしたのですが、扉が開いた瞬間に店内に人の波が流れ込みそれどころではなくなったそうです。

セールに際してSwitchはインターネット上で販売価格や取扱台数についてアナウンスしていましたが、ショッピングモールに到着した人々は何千人もの人が集まっているのを見ても帰るそぶりを見せず、店舗の前に押し寄せた結果このような事態になってしまった模様。

Switchは公式Facebookページ上に「セキュリティ上の理由から、クリアランスセールは今後通知するまで保留とする予定であることを知らせることは非常に残念です」と記しています。

また、別の投稿では「我々は先日のクリアランスセールイベントについて本当に申し訳なく思っています。我々の想定を超える規模であり、1万1000人もの顧客に圧倒されました」と記しており、1万1000人もの顧客が押し寄せていたことを明かしています。

なお、Switchはクリアランスセールイベントの失敗を受けて最新型のMacBookやiPhone Xの割引を実施することを発表していますが、セールの目玉商品であった大特価のiPhone 5sやiMacは既に完売しているそうです。