年間2000万個ものドーナツをドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」はどうやって店舗内で作っているのか?
アメリカ生まれのドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、1店舗につき年間最大2000万個ものドーナツを店舗内で作っているとのこと。一体どうすればそれだけ大量のドーナツが作れるのか、製造に密着したムービーがYouTubeで公開されています。
How Krispy Kreme Doughnuts are Made
ここは、カリフォルニア州バーバンクのクリスピー・クリーム・ドーナツ店舗。この店舗だけでも、1日に約5万個のドーナツを作っているそうです。
カラフルなドーナツを両手に持ち、ウキウキのお客さん。
部門マネージャーのGloria Larinさんによれば、クリスピー・クリーム・ドーナツを訪れるお客さんは携帯電話でドーナツを作る様子を録画していくとのこと。
お客さんはみな、ドーナツがあまりの早さで作られていくことに驚くそうです。
山盛りのドーナツを一口食べて「ああ、最高だ」「神よ」と大きなリアクション。相当なクリスピー・クリーム・ドーナツファンのようです。
では、この大量のドーナツはどうやって作られているのでしょうか。
クリスピー・クリーム・ドーナツでは、ドーナツ生地を作るところから店舗内で行っています。まずは1回分のパン粉をパンこね機に投入。
機械でパン粉を練り、生地を作ります。
できた生地を引っ張り出し……
機械でドーナツの形に切り出します。
完成したドーナツ生地をふっくらと発酵させた後……
揚げていきます。
やがてよく見るドーナツのように、こんがりとキツネ色に揚がりました。
そしてお待ちかねの「グレーズタイム」。真ん中を境に左がグレーズコーティング前で右がグレーズコーティング後、はっきりと色が分かれています。
とろりとしたグレーズが機械の上部からカーテンのように垂れていて、その中を揚げたてのドーナツが通過していきます。
ドーナツの穴の中もしっかりとグレーズでコーティング。
出てきたドーナツはどれもグレーズコーティングで白くなっています。
機械の下にたまったグレーズは固まらないようにかき混ぜられ、循環して再びグレーズの滝となってドーナツの上に降り注ぎます。
これでオーソドックスな「オリジナル・グレーズド・ドーナツ」が完成。
完成したドーナツは箱詰めされます。
クリスピー・クリーム・ドーナツには32種類ものオリジナルドーナツがあるとのことで、グレーズされたドーナツにさまざまなトッピングが施されています。
中からおいしそうなジャムが飛び出してくるドーナツもあります。
カラフルなチョコレートにチョコスプレーをこれでもかとふりかけ……
ドーナツ・バースデーケーキを作ることも可能。
これがドーナツ・バースデーケーキの完成形。すさまじい量のドーナツが一皿にのっています。
注文した2人は思いっきりかじりついたり……
ドーナツタワーを作ったりしていました。
クリスピー・クリーム・ドーナツに訪れるドーナツ党の人々は、みな最高に幸せそうな笑顔。
「クリスピー・クリーム・ドーナツから離れられない」と女性は語っていました。
なお、日本のクリスピー・クリーム・ドーナツも基本的には同じような手順で作られています。
1時間で1500個作成可能、クリスピー・クリーム・ドーナツのドーナツ製造ラインを撮影したムービー
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