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巨額の賠償金目当てに特許権侵害訴訟を起こした「パテント・トロール」企業がCloudFlareに敗訴し特許も失うことに

By opensource.com

特許をかき集め、多額の賠償金やライセンス料を得る目的で活動する「パテント・トロール」企業の1つであるBlackbirdが、コンテンツデリバリネットワークや分散型DNSサービスを提供しているCloudflareに特許権侵害で訴訟を起こしたところ、訴えが退けられた上に対象となっていた特許までも無効とする判決が下されました。

“Troll” loses Cloudflare lawsuit, has weaponized patent invalidated | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2018/02/troll-loses-cloudflare-lawsuit-has-weaponized-patent-invalidated/

今回の訴えに使用されていた特許US6453335号は、既存のインターネット接続に第三者のデータを「便利かつ柔軟な方法で」組み込むことができるとしており、BlackbirdはCloudFlare以外にも、クラウドプラットフォームを提供しているFastlyに対しても同様の訴訟を行っています。


CloudFlareが行った主張では、「US6453335」はクライアントとサーバー間の通信を監視し、通信内容が特定の条件に合致したら通信の内容を書き換えるというものであり、これを認めることになると「リバースプロキシ(逆プロキシ)」などの一般的な「プロキシ」技術の「考え方自体」が該当する内容となっていることから、根本的に特許として認めるべきではないとしています。

By Álvaro Reig González

アメリカの地方裁判所はこの主張を認め、「抽象的なアイデアに特許性は認められない」との判断から、Blackbirdの主張を退ける判決がくだり、さらに特許は無効とされました。これにより、Blackbirdは同特許を根拠とした訴訟を起こすことができなくなります。

CloudFlareの法務部門のトップであるDoug Kramer氏はブログで「Blackbirdは税金を納めるための事業化すら怠った発明者から、特許をかき集めました。そして、取得した特許を使用して経済に貢献している企業3社と敵対しています。Blackbirdは今回敗訴しましたが、まだ依然として上訴する権利を有しています」としており、まだ戦いは終わっていないと考えているようです。

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