レビュー

あの「ワンダと巨像」が4K対応の超美麗グラフィックでフルリメイクされたのでPS4 Proで絶望感あふれる巨像との戦いに挑戦してみた


ICO」や「人喰いの大鷲トリコ」など、独特なゲーム性とストーリーでプレイヤーの心を掴んで離さない上田文人監督によるPS2の名作ゲーム「ワンダと巨像」が、2018年2月8日(木)にPlayStation 4(PS4)向けに4K画質でフルリメイクされよみがえります。そんなPS4版「ワンダと巨像」を一足先に触れられる機会を得られたので、一体全体どんな風に進化したのか確かめるべく、さっそくプレイしてみました。

ワンダと巨像 | プレイステーション
https://www.jp.playstation.com/games/wander/

まずはムービーが流れて物語の導入が明かされていきます。画面上下に黒帯がついているシーンはムービーパートです。PS4版の「ワンダと巨像」ではグラフィックモードを適宜変更可能で、PS4 Pro&4Kディスプレイの組み合わせなら「解像度優先」を選べば4K/30fps、「フレームレート優先」を選べば60fpsでのプレイが可能になります。


愛馬アグロにまたがった主人公のワンダは、長い旅路を経て巨大な文明の名残を感じさせる場所へとやってきます。


神殿の扉を開けると、深く暗い階段が続いていました。


ワンダはアグロと共に神殿の奥深くに踏み入り……


祭壇の上に抱えていた物体をのせます。


ワンダが大事に抱えていたのは一人の少女。固く目を閉じ、動く気配がありません。


少女は村の掟によりいけにえに捧げられ、命を落としてしまった様子。「魂をあなたの力で戻してほしい」とワンダの切実な叫びが神殿内でこだまします。


「離れてしまった魂はどうにもならんのが人間の掟であろう?」と答える声が神殿内に響きわたります。


しかし、ワンダは特殊な剣を持っており、「その剣があれば、不可能ではないかもしれん…」と謎の声が少女を助けることは可能かもしれないと言います。その魂を失ってしまった少女を助けるための方法というのは、ワンダがこの地に存在する16体の巨像を倒すというもの。ワンダは少女の魂を取り戻すために、自身の何十倍もある巨大な巨像たちに戦いを挑むことになるわけです。


というわけで、プレイヤーはワンダを操作してこの世界に潜む16体の巨像と戦うこととなります。フィールドは広大で、4K対応ということもあり思わず見とれてしまうレベル。


実際、PS4版「ワンダと巨像」がどれくらい高画質に進化したのかはPlayStation公式のYouTubeアカウントが公開している以下のムービーを見れば一目瞭然。特に細かな草木や岩などのフィールドの描写が圧倒的に進化しており、それによりワンダが冒険する古えの地のリアルさが増して、ゲームへの没入感もアップしています。

PS4『ワンダと巨像』 画質比較トレーラー - YouTube


広大なフィールドでどうやって巨像を探せばいいのかというと、ワンダが手に持つ剣を使えばOK。以下のように剣を頭上にかざすと、剣の先から光が伸びてマップ上に巨像の位置を示してくれます。


というわけでさっそく神殿の中で待っている愛馬アグロに乗って、冒険の旅に出かけます。アグロに近づき、「×」ボタンか「△」ボタンを押せば乗り降り可能です。


「ワンダと巨像」で魅力的なのはこの壮大な景色と美麗なグラフィック。PS2版やPS3版よりも圧倒的にグラフィックが進化しているので、アグロにまたがって草原を走るだけでもメチャクチャ爽快。巨像が出現したら一体どうなってしまうのかとドキドキが止まりません。


アグロと草原を走ってみた様子は以下のムービーで見られます。なお、キャプチャー環境の都合上YouTube上で公開しているムービーは本来の4K画質ではなくなってしまっていますが、PS4 Pro&4Kディスプレイでプレイすればその高画質っぷりを余すところなく堪能でき、あまりの美しさに圧倒されます。

PS4「ワンダと巨像」で思いっきり草原を走ってみた


そんなこんなで剣の光が指し示す場所までやってきました。冒頭で少女を抱えてワンダが入っていった神殿よりもかなり荒涼とした雰囲気ですが、どうやらここにもかつては文明が存在した模様。


遺跡に近づくとカメラが崖の上の方を向き、この上に何かが待ち構えていることを示唆します。「ワンダと巨像」は明確な指示が与えられる代わりに、カメラワークや雰囲気でこの後に取るべき行動が示されるのが特徴。インターフェースもシンプルでゲーム画面上には最低限の表示しかないので、没入感を損ないません。


遺跡の壁には植物が壁を覆うように繁茂している部分があり、近づくとジャンプしてつかまることができるとのこと。


指示通りに操作することで、崖をよじ登ることに成功。こんな感じでゲームの序盤は適宜操作方法を教えてもらえるので、それに従いながらワンダの操作方法を覚えていけばOK。


その後も道なき道を進み……


「片手で崖につかまったままジャンプする」という超人的な身体能力で、ワンダは崖を登っていきます。このように一見地味なシーンでも背景の美しさが際立ち、プレイしていて飽きが来ません。


ワンダが超人的な身体能力を駆使して崖をよじ登る様子は以下のムービーで見られます。

PS4「ワンダと巨像」で崖をよじ登ってみた


崖の上に到着すると、不穏な音と共に視界の端に巨大な何かの一部が映り込みます。


これが初めて出会う巨像。遠目から見る背中だけでもわかる想像以上の大きさに、思わずひるんでしまいます。


巨像はワンダを発見するとゆっくりと歩み寄ってくるのですが、これがかなりの迫力となっています。フルリメイクによって画面全体の情報量、特にフィールドの精細さはかなりのものに進化しているのですが、巨像を発見した際はカメラが巨像に注目するようになるので、その存在感が損なわれることはありません。しかし、プレイヤーはワンダと共に少女を救うために、勇気を振り絞って立ち向かわなければなりません。


巨像と戦うにはその弱点を知る必要があるのですが、そのためには巨像の位置を探したときと同様に剣を頭上に掲げる必要があります。光が1点に集約し、どうやら巨像の弱点は頭の付近にあるということが判明。


「しかし、あれほど大きい巨像に対し、どうやって攻撃すればいいのか?」と考えているうちに、ワンダに気づいた巨像がゆっくりとこちらに近づいてきます。


巨像は右手に持った大きなこん棒を振りかざし……


力任せに振り下ろしてきました。動作自体は緩慢なものの、直接こん棒に触れなくても衝撃でダメージを与えてきます。左下の赤いラインがワンダのダメージを表しており、しばらく巨像から逃げていると次第にダメージは回復していくようです。


困惑していると、「巨像の急所を目指すにはその体を登るしかない」というメッセージが表示されます。なんと、ワンダは巨像の体をよじ登って頭部の急所を狙う模様。


足で踏まれてもダメージを受けてしまうため、慎重にタイミングを見計らって巨像に接近します。すると、巨像の足の裏側にフサフサの毛が生えているのが判明。先ほど崖を登ったときと同じ要領で、ここをよじ登るしか手段はなさそうです。


決死の思いでジャンプし、巨像の足にしがみつきます。


巨像につかまりながら攻撃できるので、振り落とされないように必死でしがみついたまま剣で攻撃。


すると、上部に巨像がダメージを食らったことを表す青いゲージが出現。こちらの攻撃が通じることがわかり、わずかに光明が見えてきました。


足にダメージを受けた巨像はグラリと体勢を崩すので、この間に一気に体をよじ登っていきます。


攻撃と移動を繰り返しながら、這うように巨像の体をよじ登っていきます。この間も巨像は体にしがみついたワンダを振り落とすべく、体を激しく動かしてくるので、振り落とされないようにと自然とコントローラーを握る手にも力が入ります。


なんとか頭の上まで登ってくると、頭上が光っておりここがどうやら巨像の弱点らしいとわかります。


ゆっくりと近づきますが、巨像は必死でワンダを払いのけようと必死。


振り落とされれば一発で即死してしまいそうな高さなので、必至に落ちまいとしがみつきます。


ようやく急所の真上にたどり着いたので、大きく剣を振りかぶり……


一突き。すると、大きなこれまでで最大のダメージを与えられました。やはり頭部の光る部分が巨像の弱点だった様子。


やがてダメージが限界を超えた巨像は体のコントロールを失い……


ゆっくりと地面に崩れ落ちました。


「なんとか勝利できた」と一安心していると巨像の体から抜け出た何かが主人公の体の中に入り込みます。


「え?倒したのにどうして?」と困惑していると、いつの間にか暗いトンネルのような場所をくぐり抜け……


いつの間にか神殿に戻っていたワンダ。傍らに立つ黒い人影は一体何者なのか……。


少女はまだ目を覚ます気配はありませんが……


神殿内に安置されていた巨像と対応する偶像が、光を放ち倒壊。


ワンダは少女の命を救うため、残り15体の巨像を倒す戦いを続けます。


第一の巨像を倒してみた様子は以下のムービーで見られます。

PS4「ワンダと巨像」で第一の巨像を倒してみた


第一の巨像を倒した後も、ワンダとアグロはすぐさま新たな巨像の下へ走ります。


海辺の遺跡にたどり着いたと思ったら……


新たな巨像が目を覚ましました。


ワンダは刀だけでなく弓矢も使えるため、相手の弱点を見極めて臨機応変に巨像との戦い方を変える必要があります。


巨像との戦い以外にも、アグロと広大なマップを走り回ったり……


遺跡の謎に目を向けてみたりといった楽しみ方もできる、自由度の高いゲームとなっています。


PS4版「ワンダと巨像」は、2005年に発売されたPS2版の同名ゲームをリメイクしたもの。PS3でもリメイク版が発売されていますが、今回は新たに3Dモデルを作り直し、グラフィックも高解像度を追求したとのこと。過去作をプレイした経験がある編集部員からは、「PS2版よりも世界に奥行きが出ていることに感動した。雑草や枝の揺れ方、砂塵や霧のグラフィックも相当細かく作り込まれていて、ゆっくりと巨像が近づいてくる雰囲気が最高。アグロにのって草原を走っているところで、影がハッキリ見えているのもすごい」という感想が出ました。「光の当たっている部分と影がかかっている部分の描き分けが緻密で、操作性の向上もあってより世界観に没入できる」とのことで、PS4 Proが得意とする光の表現が遺憾なく発揮され、映像全体の「ハッキリ&クリア感」が大幅にアップしているといえます。


また、「ワンダの顔がすごくきれいになっていて、衣装のクオリティもいい」「リメイク前のバージョンにあった隠し要素が残っているのも嬉しい」という声もあり、やはり昔の自分がやりこんだ名作が高解像度のグラフィックでリメイクされるのは感動するようです。


また、フルリメイクで高画質に進化したことで巨像とのバトルシーンの迫力も段違いとなっており、普段はほとんどゲームをプレイしない編集部員は巨像との初遭遇時にワンダと一緒に巨像の攻撃をかわすかのように身をよじらせながらプレイ。また、巨像にぶんぶん振り回されながらも片手でがっちりと巨像の体をつかむワンダのごとく、コントローラーをガチガチに握りしめながらのバトルとなったため、バトル後にはなぜかワンダと同じように疲労感を感じるレベルでした。加えて、巨像に近づくとワンダやその他のオブジェクトにぼかしエフェクトがかかり、より巨像の迫力が増すので、とにかくこの臨場感を一度プレイして味わってもらいたいところ。


なお、Amazonでは記事作成時点でも早期購入特典版が販売中で、価格は税込5292円です。

Amazon | 【PS4】ワンダと巨像【早期購入特典】「ゲーム内コンテンツ、PS4テーマ」 (封入) 【Amazon.co.jp限定】ゲーム内アイテム「鹿毛のアグロ」のプロダクトコード (配信) | ゲームソフト

・関連記事
「モノを作る行為というのは照れる部分がある」、「人喰いの大鷲トリコ」デザイナーの上田文人氏インタビュー - GIGAZINE

「マリオの乳首問題」や「キノピオのアレは頭なのか帽子なのか問題」について小泉プロデューサーが回答 - GIGAZINE

25年以上続く人気格闘ゲーム「モータルコンバット」シリーズのショッキングな演出でとどめを刺す「フェイタリティ」を全てまとめたムービー - GIGAZINE

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の冒険の軌跡を巨大ポスターにしてしまうアイデア - GIGAZINE

任天堂初のゲームデザイナーであり「ハードウェアの魔術師」とも呼ばれる竹田玄洋さんがAIASの特別功労賞を受賞 - GIGAZINE

in レビュー,   ゲーム, Posted by log1h_ik