ハードウェア

HPがフルカラーで立体物を出力できる3Dプリンターシリーズを発表


PCおよびプリンターの製造・開発を行うHPは、紙用のプリンターだけでなく立体物を成形可能な3Dプリンター「HP Jet Fusion 3D」も製造・販売しています。3Dプリンターといえば使用するフィラメントの色でしか立体物を成形できないイメージがありますが、HPが新たに発表した「HP Jet Fusion 500/300 Series」は、フルカラーで立体物を出力できます。

3D Color Print | HP® Official Site
http://www8.hp.com/us/en/printers/3d-printers/3dcolorprint.html

色つきの立体物を出力できるHPの3Dプリンター「HP Jet Fusion 500/300 Series」がどんなものになっているのかは以下のムービーを見るとよくわかります。

Introducing HP Jet Fusion 300/500 Series | Jet Fusion 3D Printing | HP - YouTube


プロダクトデザインでは、手描きのアイデアスケッチを行ったり……


PCでモデリングソフトを使ってプロトタイプを作成してみたり……


さらに、モデルを3Dプリンターで出力したりと、さまざまな方法を使ってデザインを決めていきます。


そんなデザイン業務をより円滑かつクリエイティブに進められるようになるのが、HPの新型3Dプリンターシリーズ「HP Jet Fusion 500/300 Series」。一見紙用のプリンターを縦に伸ばしたかのような見た目ですが……


成人男性が隣に立つとこれくらいのサイズで、実寸は1565mm×955mm×1505mm(156.5cm×95.5cm×150.5cm)。ただし、家庭でも使えるように、HP Jet Fusion 3Dシリーズの3Dプリンターとしては最もコンパクトなサイズに仕上がっています。


従来モデルと同じく、「HP Jet Fusion 500/300 Series」はHP Multi Jet Fusionテクノロジーを採用。3Dプリンターの出力における最小単位となる「ボクセル」ごとに異なるパーツ特性を与えることが可能なため、今まで以上のレベルの制御ができます。


HP Multi Jet Fusionテクノロジーについては以下のムービーで詳細に解説されています。既存の競合製品と比べ最大10倍の速度で出力が可能となり、素材レイヤー上に細かな温度計測&管理を行うことで高品質で機能的なパーツを作成できるようになります。

HP Jet Fusionテクノロジーの紹介 - YouTube


タッチパネルから簡単に操作可能。


出力可能なサイズは500シリーズが最大190mm×332mm×248mmで、300シリーズが最大190mm×254mm×248mm。出力可能なレイヤー層の薄さは最小で0.08mm。エンジニアリングレベルの強度の高いサーモプラスチックを短時間で生成可能となります。


これにより、機能的な試作品の作成が可能となり、製品レベルのパーツ製作も行えます。


出力できる素材には弾力性の高い素材などもあります。


出力できるのはフルカラーもしくは白黒。


素早く試作品を作ることが可能となるため、デザイナーのデザインサイクルを高速化できます。


ヘッドギア


立方体のオブジェ


メガネなど、さまざまなものが出力可能。それでいてフルカラーなので、より実物に近いイメージのものが出力できます。


靴のソールはもはや製品かと見まがうレベル。


実際にHP Jet Fusion 500/300 Seriesでどんなものが出力できるかは以下の通り。以下の作例は実際にHPのパートナーがHP Jet Fusion 500/300 Seriesを使って出力したものです。

Freshfiber作のスマートフォンケース


パートナー企業のひとつであるフェニックス子ども病院では、心臓の右半分を欠損した状態で生まれてきたジェマちゃんのために3Dプリンターで人工の心臓を作成しています。それが以下のパーツごとに色分けされた人工心臓。


なお、HP Jet Fusion 500/300 Seriesの販売価格は5万ドル(約540万円)からと3D Printing Industryは報じています。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii