乗り物

Appleの自動運転車開発は車両を30台近くにまで拡大して継続中


Google(現Waymo)やUberなどに続いてIT系企業の中で自動運転車の開発を行っているAppleの現状について、Bloombergが最新情報を報じています。それによると、Appleが使用している開発用車両は約30台にまで拡大され、日夜開発が続けられている模様です。

Apple Expands California Self-Driving Test Fleet to 27 Cars - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-01-25/apple-expands-california-self-driving-test-fleet-to-27-cars

Apple’s self driving car testing expands to nearly 30 SUVs as research continues | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/01/25/apple-car-testing/

Appleは2017年4月にカリフォルニア州の当局から認可を受けて、開発用の自動運転車を公道デビューさせていました。それ以来、Appleは開発用車両であるレクサスのハイブリッドカー「RX450h」を24台増やして、合計27台の体制へと拡大しているとのこと。同年6月にはティム・クックCEOが自動運転車技術を開発中であることを認めています。


2017年11月には、Appleが独自で開発したとみられる自動運転車用のユニットが激写されていました

Appleが開発する自動運転車ユニットが激写されその狙いが明らかに - GIGAZINE


テスト車両増加の情報は、Bloombergの取材に対してカリフォルニア州の車両管理局(DMV)が明らかにしたものです。同州で自動運転車などのテストを行う際には当局の認可が必要で、Appleは2017年4月に認可取得済み。2017年4月時点で認可を受けた企業のリストには、GoogleやBaiduなどのIT企業に加え、フォルクスワーゲンや日産、スバルなどの主要自動車メーカーもいくつか名前が挙げられています。

Apple is testing autonomous vehicles in California https://t.co/BOWryzcNOH pic.twitter.com/f2ZxneV9qb

— kif (@kifleswing)


Appleの自動運転車の開発方針は他社とは異なり、「自動運転システムの開発」にあるといわれています。そのため、Appleでは開発した技術をもとに自社で車両を生産するのではなく、技術を他社に提供することで利益を得る方針を掲げている模様。しかしGoogleのプロジェクトから始まったWaymoは既に開発の拠点を6つの州に拡大し、600台のミニバンを使って開発を進めているとのこと。この他にもトヨタやメルセデスベンツといったメーカーや、テスラなど新興系のメーカーも自動運転車技術開発でしのぎを削りあっている状況です。

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in 乗り物, Posted by darkhorse_log

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