ハードウェア

コイン4枚より薄いステンレス鋼の折りたたみ式ナイフ「RNGR ST-2」


ナイフを持っていくなら、ある程度刃が厚くて頑丈なものでないと木など硬い物を切る時に少し危険ですが、ナイフが丈夫になるほどグリップやケースが大きくかさばり、重くなってしまうもの。そんな不満を解決するナイフが「RNGR ST-2」です。RNGR ST-2は刃の厚みが約1.6mm(0.62インチ)と一般的な折りたたみ式のフォールディングナイフとほぼ同じでありながらも、折りたたむとグリップの厚さが約3.2mm(0.62インチ)、重さ約39.7グラム(1.4オンス)で持ち運びが簡単な、ステンレス鋼のみで作らたサビに強いナイフです。

Zootility Co. Online Store
https://zootility.com/

RNGR ST-2は、同じ刃厚のナイフと比べるまでもなく薄いだけでなく、一般的なナイフと比べても非常に薄いナイフです。


刃厚が約1.6mm(0.62インチ)と一般的な折りたたみ式のフォールディングナイフとほぼ同じにも関わらず、グリップも含めても厚さ約3.2mm(0.62インチ)しかないので、一般的なものと比べると薄さが一目瞭然。


以下の画像をクリックするとGIFムービーを再生して、折りたたんだRNGR ST-2の厚さの感覚が一発で分かります。


ステンレス鋼の中では最も高硬度を有する鋼のSUS440Cを使用しています。なのでアウトドアでリンゴを切ることが可能なのはもちろん……


刃渡り約56.0mm(2.2インチ)、刃厚が約1.6mm(0.62インチ)のステンレス鋼でできた刃は木を削る用途にも必要十分。


ポケットにしまったRNGR ST-2を取り出して刃を開く感覚は以下の画像をクリックするとGIFムービーで手に取るようにわかります。


折りたたんだ厚さ約3.2mm(0.62インチ)の本体は、一般的な同じ刃渡りのナイフが収納できないであろう、ジーンズの2重ポケットの中や……


薄手のピッチリとしたズボンのポケットに入れても目立たず……


お財布の中にも入れることも可能。


薄いので外側のポケットに入れておいても出っ張って邪魔にならず、使いたい時にサっと取り出せます。


折り畳みのヒンジ部分には穴が開いており、リングを通すとキーホルダーのようにぶら下げることが可能。折りたたむことで、刃でケガをする心配もありません。なお、刃体の長さは2.2インチ(約5.8cm)なので銃刀法の規定には該当しない可能性が高いのですが、軽犯罪法第1条2号で定められている「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者は、拘留又は科料に処する」という項目によって、取り締まりの対象となりかねない点は注意が必要です。


約39.7グラムの重さにより、アウトドアの時には使う予定がなくてもカラビナなどに付けて「とりあえず1本持っていく」という使い方をしても、場所と体力を使わなくて良さそう。


オプションのクリップを装着することで、ポケットなどに引っかけることも可能。ただし、この場合は本体の厚みが増してしまう点は注意。


詳細な仕様は、重さが約39.7グラム(1.4オンス)、刃渡り約56.0mm(2.2インチ)、刃厚約1.6mm(0.62インチ)、グリップを含めた厚さ約3.2mm(0.62インチ)となっており、材料は刃・グリップともにSUS440Cステンレス鋼。本体にはボルトやネジが1本も使われていません。


パーツはステンレス鋼の板の2枚みでできているので、サビる心配がありません。そのため、海上や水辺で使っても大丈夫。


刃は開く方向と反対に回すと簡単に外すことができるので、切れ味が悪くなったら新品の刃に交換したり、長距離移動の時は空港でグリップだけ機内に持ち込み後、替え刃を別に輸送または旅先で購入するという使い方ができるとのこと。


以下の画像をクリックすると、刃の外し方がGIFムービーを再生して一発でわかります。


このRNGR ST-2が刃部分を簡単に外せる仕組みは「FlyOff」という名前で特許を取得済みで、この技術は過去に作者が開発したカード型折りたたみ式ナイフ、WildCardの技術を応用したもの、RNGR ST-2はWildCardを小さくしただけではなく、より強い鋼を利用し、厚さを50%厚くすることで頑丈にしたものになっているとのこと。


RNGR ST-2の作者 Nate Barrさんは機械工学を学び、製品設計会社で働いていた経験を持つ人物で、「メイド・イン・アメリカ」の製品を作りアメリカの製造業を活性化させる目標を持っているとのこと。過去にカード型折りたたみ式ナイフのWildCardを含めて、Kickstarterで6つものプロジェクトを成功させています。

そんなRNGR ST-2は、今回もクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額は1万5000ドル(約166万2000円)だったのですが、締め切りまで11日を残した時点で既に目標額の1.6倍以上となる2万4600ドル(約約272万5600円)を集めています。


RNGR ST-2をゲットしたい場合の出資プランは次のような構成になっています。

・44ドル(約4900円):RNGR ST-2×1個、送料15ドル(約1700円) 製品の出荷予定:2018年3月
・54ドル(約6000円):RNGR ST-2×1個、クリップ×1個、送料15ドル(約1700円) 製品の出荷予定:2018年4月
・59ドル(約6500円):RNGR ST-2×1個、クリップ×1個、送料15ドル(約1700円) 製品の出荷予定:2018年4月 *サポーターB プラン
・69ドル(約7700円):RNGR ST-2×1個、クリップ×1個、替え刃×2枚、送料15ドル(約1700円) 製品の出荷予定:2018年4月 *アーリーバードC プラン
・79ドル(約8800円):RNGR ST-2×1個、クリップ×1個、替え刃×2枚、送料15ドル(約1700円) 製品の出荷予定:2018年4月 *サポーターC プラン

それぞれのプランに別途でで日本への送料15ドル(1700円)が必要。なお、RNGR ST-2の出資期限は日本時間で2018年2月1日(木)13時59分までで、製品の出荷は2018年3月から2018年4月が予定されています。

RNGR: Ultra-thin Folding Knife by Nate Barr ? Kickstarter

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ - GIGAZINE

サバイバルに必要な全ての機能を詰め込んだ究極の万能サバイバルナイフ「MSK-1」 - GIGAZINE

アウトドアでもモバイル機器を充電できる水力発電機「Enomad-Uno」を使ってみた - GIGAZINE

包丁の中からナイフが現れる入れ子構造の包丁セット「Meeting」 - GIGAZINE

1800年前のローマ帝国時代に作られた世界最古の十徳ナイフが圧巻 - GIGAZINE

タイヤに装着して自動車を強引にスノーモービル化してしまう「Track N Go」 - GIGAZINE

卓球ラケットで打ったナイフを女性がキャッチする謎の曲芸ムービー - GIGAZINE

世界最大級の砂丘「セロ・ブランコ」を1時間もスキーで滑走するド迫力映像が公開中 - GIGAZINE

ツイストして使う軽量アルミ製のユニーク&スタイリッシュなペン「Align」 - GIGAZINE

険しい雪山をアクロバティックに滑り降りる様子を疑似体験できるムービー「Random Shots」 - GIGAZINE

in ハードウェア,   Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.