箱庭のような机の上で「釣り」や「まき割り」が繰り広げられるストップモーションアニメ「GOING FISHING」
静止した物体やフィギュアなどを少しずつ動かしながら1コマずつ撮影する手法、ストップモーション・アニメーションで、机の上でミニチュアの釣りやまき割りなどを行う生活を描く作品「GOING FISHING」を作者のYouTubeチャンネルGuldiesが公開しています。粘土や紙、木材などを使いシュールで温かな内容となっています。
GOING FISHING. A Stop motion Animation by Guldies
ムービーが始まると暗い部屋の中でライトが点灯し、干した洗濯物と木が照らされます。
するとどこからともなく手が現れて、家が設置されます。
青い空の真ん中に黄色い紙でできた太陽が花火のように打ち上がり……
朝が始まりました。
「チュンチュン」と小鳥のさえずりが聞こえる中、木を切り倒すことから1日の生活が始まります。
オノで木を倒したら……
次にまき割りを始めます。
「バキッ」という豪快な音と共に、火にくべる、まきを量産していきます。
作ったまきを組んでたき火を起こします。
2本の指を合わせて……
指をはじくと「パチン」という音と共に一瞬で火が起こり、「紙できた火」が燃え上がります。
火を起こしたら次はご飯の材料を調達します。井戸の滑車を回すと、おけは「チャプチャプ」と音をたてている「粘土でできた水」で満たされています。
水を地面にまくと、はすの花が咲いた池になりました。
ムービーの最初と比べると、たき火が燃え、家や池ができたので机の上がにぎやかになりました。
先ほど作った池に釣り糸を垂らすと……
いきの良い魚!
……ではなく魚型のルアー(疑似餌)が釣れました。元気に暴れています。
あらかじめ起こしておいた火で釣れた戦利品を調理します。
ご飯が完成。
フォークで刺して食べてみると……
骨を残して完食。どんな味かは想像できませんが完食したので美味しかったようです。
fin.
作者はストップモーションアニメ作成と彫刻が趣味のスウェーデン人、Alexさんです。Alexさんは自分のYouTubeチャンネルGuldiesでこの作品のメイキングや他の作品を公開しています。また、新しい作品を作成するためにPatreonで新しいコンピューターとソフトウェア購入する資金を募っているとのことです。
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