レビュー

無料で豊富なボードゲームをオンライン対戦可能なソフトウェア「VASSAL」を使ってみた


親しい人とプレイするボードゲームは非常に楽しく、最新のゲーム機や精細なグラフィックが用意されたゲームとは違った面白さがあります。さらに、一緒にボードゲームをプレイすることでよりよい人間関係を築くことができるという研究結果もあるとのこと。しかし、ボードゲームをプレイするには全員が同じ場所に集まり、誰かがボードゲーム本体を用意する必要があるため、遠く離れた友人とボードゲームをプレイするのは難しいもの。オープンソースのゲームエンジン「VASSAL」は多種多様なモジュールから好きなボードゲームを選択し、オンラインでボードゲームをプレイできるとのことで、早速使ってみました。

VASSAL
http://www.vassalengine.org/index.php

◆Javaのインストール
VASSALはJava言語で開発されていて、使用にあたってはJavaがPCにインストールされている必要があります。Javaのダウンロードは公式ページから、「無料Javaのダウンロード」をクリック。JavaがすでにPCへインストールされているときは、この手順は飛ばしてOKです。


「同意して無料ダウンロードを開始」をクリック。


「ファイルを保存」をクリック。


ダウンロードしたインストーラーを起動します。


「インストール」をクリック。


「閉じる」をクリックしたらJavaのインストールは完了です。


◆VASSALのインストール
続いてVASSALのインストールを行います。VASSALの公式ページから、「DOWNLOAD VASSAL」をクリック。


「ファイルを保存」をクリック。


ダウンロードしたVASSALのインストーラーを起動します。


「Next」をクリック。


「Next」をクリック。


「Install」をクリック。


上部に「Competed」と表示されたら、「Next」をクリック。


「Finish」をクリックして、VASSALのインストールは完了です。


◆VASSALでゲームをプレイする
VASSALを起動するとVASSAL内で使用する言語を選択できるので、VASSALを日本語で使用したいときは日本語を選択します。


「すぐに始める」をクリック。


VASSALでゲームをプレイするには、VASSALで使用するボードやアイコンなどのモジュールをダウンロードしなければなりません。


VASSALの公式ページ上部にある「Modules」をクリック。


Modulesページの下部にはVASSALで使用できるモジュールが豊富に用意されています。今回は「Amoeba Wars(アメーバウォーズ)」というゲームのモジュールをダウンロードするので、モジュールのタイトルをクリックします。


すると、選択したモジュールの紹介ページに移動します。「アメーバウォーズ」は惑星を飲み込んでしまう宇宙アメーバの侵攻によって衰退した銀河帝国を、人類が領土を奪還して立て直すというコンセプトの対戦型ボードゲーム。モジュール紹介ページから、拡張子が「vmod」のファイルをクリックしてモジュールをダウンロードします。


「OK」をクリック。


モジュールファイルをダウンロードしたら、VASSALの画面上部にある「ファイル」をクリック。


開いたメニューから「モジュールをプレー」をクリック。


ダウンロードしたモジュールを選択して「開く」をクリック。


モジュールのインポートが終了すると、ゲームプレイヤーの名前とパスワードを入力するよう求められます。入力が完了したら「次」をクリック。


初回はゲームの操作感を確かめるために、「新規ゲームをオフラインで開始」にチェックを入れて「次」をクリック。


ゲーム開始時にどのような初期設定を行うかは、プレイするゲームによって違います。「アメーバウォーズ」では参加する陣営の色を適当に選択して「完了」をクリック。


すると、VASSAL上で「アメーバウォーズ」が起動し、ゲームをプレイしながら操作感を確認することができます。1981年に発売されたこのゲームはすでに制作会社が倒産しており、現在では海外の中古ゲームショップでもなかなか見つからないレアアイテムとのこと。VASSALのモジュールは非常に豊富で、すでに絶版になったり入手困難になったりしたボードゲームのモジュールを有志が作成しているため、「昔プレイしたあのゲームをもう一度プレイしたい」というときにVASSALのモジュールを探してみれば、懐かしのゲームをPC上でプレイできるかもしれません。


ゲームのルールに不明点があるときは、VASSAL上部のツールバーから「ヘルプ」を選択し、「Rules」をクリックすると……


モジュールの制作者が用意したルールブックがブラウザで開きました。


VASSALでボードゲームをプレイするときに注意しなければならないことは、VASSALはあくまでもボードやコマなど、ボードゲームをプレイする環境を提供するだけという点。サイコロを転がして出た目によってコマを動かしたり、適切なタイミングでカードをめくったりといった操作は、すべて人間が手動で行う必要があります。PC上でプレイするゲームのほとんどがそういった操作を自動化しているため、人によっては面倒に感じるかもしれませんが、実際のボードゲームと同じだと考えればそれほど問題にはならないはず。


ゲームを終了するときには画面左上の「ファイル」をクリックし、「ゲームを終了」を選択します。


プレイ中のゲームを保存するか選択できるので「保存」をクリックすれば、次回は以前に保存したボードとコマの状態からゲームを再開することができます。


◆ボードゲームをオンラインでプレイしてみる
オフラインでもプレイヤーを切り替えて複数人プレイをすることができるものの、VASSALではオンライン対戦を行うことも可能。まずはVASSALで「アメーバウォーズ」をオフラインで開始します。


陣営を決めたら「完了」をクリック。


「アメーバウォーズ」が起動したら、画面左上の矢印が互い違いに並んでいるアイコンをクリックします。


すると、画面右上にVASSALのサーバー状態を確認できるウィンドウが開きます。新しく開いたウィンドウの中にある、逆方向を向いた矢印が2本並んだ「接続」アイコンをクリック。


すると、現在「アメーバウォーズ」のモジュールでVASSALのサーバーに接続している人間が表示されました。今回は「アメーバウォーズ」のメインルームに表示されているのが自分だけなので、「アメーバウォーズ」のモジュールでプレイしているのは自分1人だとわかります。


続いて、「新規ゲーム」の入力フォームに新しい部屋の名前を入力してEnterキーをクリック。


すると、メインルームの下に新しい部屋が追加されました。新しく部屋を作ったプレイヤーは、自動的に作成した部屋に入室した状態になります。


オンラインでプレイするときには、あらかじめ「○日の○時から『○○』というゲームで部屋を作成する」という情報を伝えておきます。オンラインプレイの約束をした別のプレイヤーは、部屋を作成したプレイヤーと同じようにVASSALで「アメーバウォーズ」のモジュールでゲームを起動し、サーバーウィンドウを開き……


「接続」アイコンをクリックしてVASSALのサーバーに接続します。


すると、先ほど別のプレイヤーが作成した部屋があることが確認できます。作成された部屋名の上で右クリックをするとメニューが開くので、「部屋に入室」をクリック。


「アメーバウォーズ」の場合は参加したい陣営を選んで「完了」をクリック。


新しいプレイヤーが入室すると、画面右上の状態に反映されます。


画面上部にはチャットフォームがあるので、ここで会話をしながらゲームを進めることができます。


◆好きなモジュールを作成する
VASSALには好きなモジュールを作成して、自分が作成したモジュールでボードゲームをプレイすることも可能。VASSALのホーム画面から「ファイル」を選択して「新規モジュール」をクリックすると……


モジュール作成画面が開きます。ここでゲームマップとコマなどのモジュールを作成してルールを決め、一緒にプレイしたい人にモジュールを配布すれば、VASSALのサーバーを経由してオンラインで自作ボードゲームがプレイできます。


VASSALは遠く離れた友人ともオンラインでボードゲームをプレイすることができ、物理的に会ってプレイするのが難しいときには便利。また、VASSALに用意されたモジュールには現在では入手困難なボードゲームもあるため、手元にない懐かしいゲームを探してプレイしてみることもできます。技術がある人なら自分の好きなモジュールを作成し、自作のボードゲームをオンラインでプレイすることもできるため、ボードゲームが好きな人やボードゲーム開発に興味がある人は有効なツールとして活用できそうです。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ゲーム, Posted by log1h_ik