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鎖はどうやって作られるのかその一部始終がよくわかるムービー


鎖はネックレスなどのアクセサリーやブランコの部品など、幅広い用途で使われている身近なものですが、実際にどのようにして作られているかを知っている人は少ないと思います。海外メディアのINSIDERが公開しているムービーを見ると、鎖の製造工程がよくわかるようになっています。

The process of making chains is surprisingly beautiful - YouTube


「鎖」を作るためには、まず材料となる線材を巻き解きます。


ワイヤーはボックス内で潤滑油が塗られた後、ワイヤーより細いダイス穴を通過します。


回転ドラムに引っ張られることで、ワイヤーは細くなりますが、強度が上がります。


次に、ワイヤーを加工します。機械が作成したリンク(輪)の間にワイヤーを通し……


型を囲うように両側からアームでワイヤーを回り込ませて……


リンクを1つ作ります。


このとき、まだ十分な長さのワイヤーが残っているので……


縦向きにワイヤーを曲げ……


ワイヤーを下側のアームで回り込ませて、一度に「横向き」と「縦向き」2つのリンクを作成します。


次に、別の機械を見てみます。先ほどは装飾用などに使うジャックチェーンを作っていましたが、これは運搬用などに使う鎖を作っています。


ワイヤーを真っ直ぐにひっぱり……


リンクサイズに切るために、スチールカッターで切れ目をつけます。


ワイヤーを切れ目の箇所でカットしたら、リンクの間に通し……


リンク型の軸を囲むようにアームに何トンもの力をかけ、ワイヤーを曲げてリンクを作ります。


リンクができたら端っこをつまみ……


リンクが縦向きになるように回して……


再度セット。これを繰り返して鎖が作られていくというわけです。


リンクの切れ目を溶接して閉じたら、次に鎖全体をオレンジ色になるまでヒートコイルで加熱します。


このときの温度は940℃。


水につけて極端な温度変化を発生させることで、スチールの分子構造を変化させ、より強固にします。


このままでは固くなりすぎて耐久面に難が出てくるので、別のヒートコイルで先ほどより低い温度に加熱して……


水につけて冷却すると、スチールに弾力性をプラスさせることができ、「鎖」が完成です。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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