iPhone XがiPhone 8/8Pよりもコンシューマー・レポートで低く評価された理由とは?


広告を排除することで公平な評価を実現し、アメリカ国民からの信頼度も高い製品評価雑誌「コンシューマー・レポート」がiPhone Xの評価を行い、iPhone 8/8 Plusよりもわずかに低い評価結果を発表しました。とはいえ、すでにiPhone Xを手に入れた人も、自分のチョイスを後悔する必要はなさそうです。

Consumer Reports ranks iPhone 8/8 Plus over iPhone X after battery and durability differences | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2017/12/05/consumer-reports-iphone-x-still-best/

コンシューマー・レポート(CR)は、iPhone Xの実機を使ってさまざまな過酷な項目の徹底テストを実施。その内容は以下のムービーにまとめられています。

iPhone X Final Test Results | Consumer Reports - YouTube


今回CRが徹底テストを行ったのは、Appleが満を持して発表したiPhone X。2007年の初代iPhoneからの10周年モデルということで、顔認識技術のFace IDを搭載するなど、これまでのiPhoneよりもさらに革新的な技術が詰め込まれたモデルです。


一方、iPhone 8は従来の路線を踏襲したといえるモデル。とはいえ、両面ガラス設計を採用し、ワイヤレス充電に対応するなど、従来モデルからの変更も多く取り入れられています。


CRでは多項目に及ぶテストを実施。その中でも過酷なのが、この回転する容器に端末を入れてひたすら落下させまくる「タンブルテスト」。合計で100回もの落下を行い、端末の耐久性の高さをチェックするのですが、ここでiPhone XとiPhone 8の最も大きな差が見られたとのこと。


このテストには複数のiPhone Xが使用されており、うち1台が背面ガラスに大きなヒビが入ってしまったとのこと。


また、2台は約50回の落下で画面表示に不具合が生じています。とはいえ、実生活でスマートフォンを100回も落とす人はそういないので、これはかなり過酷なテストといって間違いないもの。


しかし、いずれのiPhone Xも前面ガラスには損傷は見られなかったとのこと。CRでは破損時の金銭的ダメージを考えて、あらかじめ保護ケースに入れておくことを強く推奨しています。


一方のiPhone 8は、本体フレームの一部に傷が入った程度で、ガラスの損傷は見られなかったとのこと。


ちなみに、SamusungのGalaxy Note8も画面にヒビが入ってしまっていたとのこと。とにかくこの機械は「スマホ殺し」として高い能力を備えているようです。


「耐久性テスト」では、iPhone XとiPhone 8の両方が高い評価を獲得。画面に傷を付けるスクラッチテストや……


水に沈めるテストでも問題はない模様。


雨のような状況を作り出す水滴テストでも、高い防水性が示されています。


バッテリーの持ちを測る「バッテリーテスト」では、実際の使用パターンを再現するロボットアームを使って操作し続けるテストを実施。iPhone Xは「19時間30分」でバッテリーが尽きたのに対し……


iPhone 8は「19時間」でバッテリーが切れました。さらに、iPhone 8 Plusに至っては「21時間」を記録しています。しかし、最新のiPhone2機種はAndroidスマートフォンに比べるとバッテリーの持ちは良くないようで、比較されたGalaxy S6は「26時間」だったとのこと。


iPhone Xのカメラに関しては、CRでも最も高い評価が下されています。


CRいわく「スマートフォンの中で最も優れたカメラ」と評価されるiPhone Xの背面カメラ。


標準の撮影やズーム撮影、ぶれ防止など、あらゆる面で最高の評価が下されています。


一方のiPhone 8のカメラは「スマートフォンの中で2番目に優れたカメラ」とのことで、iPhoneがトップ2の評価を獲得。


iPhone Xの目玉といえるのが、顔認識技術の「Face ID」です。CRでは複数のスタッフで機能をテストしたところ、いずれの人物でも素早い反応が得られたとのこと。


また、判定を迷わせるような仕掛けを取り入れたテストも行ったとのことですが、誤判定されるケースはなかったそうです。


ほぼベゼルレス設計のiPhone Xは、5.8インチのディスプレイを搭載しながらも4.7インチサイズのiPhone 8よりコンパクトな本体。iPhone 8とiPhone 8 Plusの中間サイズとなっています。


ホームボタンを廃したことで、iPhone Xのユーザーは画面下部にあるバーをスワイプする新しいインターフェースに慣れる必要あり。しかし、しばらく使ううちにすぐ慣れるので、それほど心配する必要はなし。


大きな違いは、価格の差にもあります。日本のApple StoreにおけるiPhone Xの価格は、税別11万2800円から。一方のiPhone 8は税別7万8800円からということで、両端末の間には大きな開きがあります。とはいえ、11月末の「ブラックフライデー」のセールス期間だけでiPhone Xは600万台以上も売れたとのことで、販売はそれなりに好調という見方も。


これらの結果を総合し、CRはiPhone XよりもiPhone 8シリーズにわずかの差で軍配を上げたとのこと。その理由は「画面が比較的割れやすい」ことと「バッテリーの持ちがiPhone 8 Plusよりも悪い」というものですが、上記の通りその差はごくわずか。逆に「カメラ性能」や「とにかく一番大きなディスプレイ」を求めるのであれば、iPhone Xはベストチョイスということになるようです。

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