「.io」ドメインを製品版で採用してはいけない理由

by Andrew Malone

日本なら「.jp」、アメリカなら「.us」、イギリスなら「.uk」のように、世界の国々・地域には「国別コードトップレベルドメイン」が割り当てられています。国によっては、このドメインを商品として扱っているところもあり、「.io」は入出力を示す「IO(Input/Output)」をイメージさせるとして人気があるのですが、一方で、こうしたドメインを製品・サービスには使用しない方がいいという意見が出ています。

Why Stream Stopped Using .IO Domain Names for Production Traffic
https://getstream.io/blog/stop-using-io-domain-names-for-production-traffic/


独自のニュースフィードやアクティビティストリームを作れるサービスである「Stream」では、公式サイトのURL「getstream.io」でわかるように、.ioドメインを使ってきましたが、2017年9月20日にシステムモニタとヘルスチェックで断続的な障害が発生。ドメイン名の解決ができなくなり、サービスが実質的に使えなくなる事態に陥ったとのこと。

エンジニアの調査により、6つの.ioネームサーバーのうち、2つのサーバーでレコード解決が失敗していて、偽陰性のNXDOMAINエラー(問い合わせられた名前が見つからない時のエラー)が返されることが判明。Streamではすぐにネットワーク運営を行っているNIC.ioに問い合わせをしようとしましたが、対応時間は月曜から金曜の7時~12時のみ。しかも、対応方法は電話だけで、サービスの健康状態は公開されていませんでした。

実は2016年にも同様の偽陰性NXDOMAINエラーが発生していたのですが、これもネームサーバー側の問題だったというわけです。

Steamでは今回の「事件」を受けて、コアAPIでの.ioドメイン利用を中止。信頼性を考えると「.com」「.net」「.org」のような広く使われているgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)を使うのが最も簡単な方法だと結論づけています。

ちなみに、サーバ管理・監視ツール「Mackerel」も.ioドメインを使っていることから、ioドメインの不調時に死活監視のアラート誤報が出る事態になっていたとのことです。

.ioドメイン不調に伴うMackerelの死活監視アラートの誤報の発生とそれに対する対応について - Mackerel ブログ #mackerelio
https://mackerel.io/ja/blog/entry/announcement/20170921

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