ラスベガスで運用が始まった「自動運転シャトルバス」が運行初日にいきなり事故に巻き込まれてしまう


アメリカ・ラスベガスの市街地でついに運行が始まったアメリカ初の自動運転シャトルバスが、運行初日の走行開始からわずか1時間で大型トラックと接触するという事故に巻き込まれてしまいました。

A self-driving shuttle in Las Vegas got into an accident on its first day of service - The Verge
https://www.theverge.com/2017/11/8/16626224/las-vegas-self-driving-shuttle-crash-accident-first-day

Self-driving shuttle bus in crash on first day - BBC News
http://www.bbc.com/news/technology-41923814

道路の一車線をふさいだ状態で停まる2台の車両。左の青い自動運転シャトルバスの左前に、バックで車庫入れしていたトレーラーのヘッド部分が接触してしまったそうです。


今回の事故に巻き込まれたのは、最大で15人の乗客を乗せてラスベガス市街地を自動で巡回するシャトルバス。アメリカ自動車協会(AAA)とラスベガス市、そしてフランスの公共交通運行会社「Keolis」が共同で運行しているもので、フランスのスタートアップ「Navya」によって開発・製造されています。最高速度は45km/hですが、通常の運行時は25km/hで走行するようになっているとのこと。


内部に運転手が座るスペースはなく、車両に搭載されたコンピューターが道路の状況を確認しながら指定のルートを巡回するようになっています。事故時には、数名の乗客が乗っていたとのことですが、幸いにケガをした人はいなかった模様。


このバスは2017年1月にラスベガスでテスト運行が行われていたもの。無事にテストが終わったことから正式サービスが開始されましたが、運悪くその直後に事故に巻き込まれてしまっています。

完全自動運転するシャトルバスがラスベガスの公道にデビューして走行実験を開始 - GIGAZINE


記念すべき自動運転シャトルバスのデビュー直後に起こってしまった事故ということで、当然のようにニュースになってしまいました。地元のテレビ局KSNVでは事故の様子を以下のように伝えています。

World's first self-driving shuttle crashes on first day of use - YouTube


事故の状況について語るKeolisの広報担当者。バスは走行中に前方で車庫入れをしているトレーラーを確認して手前で停止。しかし、トレーラーのドライバーがバスの存在に気付かずにバックし続けたために、そのまま「ガシャン」ということになったそうです。「危ないと思ったら自動でバックしない?」というレポーターの問いに対しては「このバスは、障害物を見つけたら停止するように設計されています」とのこと。「たられば」ではありますが、「プップー」とクラクションを鳴らすなどの機能があればひょっとしたら接触は防げたのかも。


別のテレビ局KTNVのニュースでも現地の様子が伝えられています。このアングルから見ると、トレーラーの手前で停止していたバスに、ハンドルを左に切って車庫入れをしていたトレーラーのアタマ部分が近づいて接触してしまった様子がよくわかります。


事故は軽微だったようで、見る限りは大きなダメージはなさそう。Keolisは事故の調査を完了させたうえで、翌日には運転を再開したいとしています。


ちなみに、トレーラーの運転手は警察から罰金を課せられてしまったとのことです。

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in 乗り物,  動画, Posted by logx_tm