IntelがAI向けの新しいチップシリーズ「Intel Nervana Neural Network Processor」を発表


Intelが人工知能(AI)向けに特別設計されたチップファミリー「Intel Nervana Neural Network Processor」を発表しました。

Intel Unveils Strategy for State-of-the-Art Artificial Intelligence
https://newsroom.intel.com/news-releases/intel-ai-day-news-release/

Intel unveils new family of AI chips to take on Nvidia’s GPUs - The Verge
https://www.theverge.com/circuitbreaker/2017/10/17/16488414/intel-ai-chips-nervana-neural-network-processor-nnp

半導体メーカーのIntelがAI向けの新しいチップファミリー「Intel Nervana Neural Network Processor」を発表しました。Nervanaシリーズは機械学習ニーズに対応するためのチップファミリーで、基本的にはデータセンター向けの製品になるとのこと。

IntelのCPUは依然としてデータセンター市場でのシェアが高く、その割合は96%とも言われています。しかし、最新のAI作業は高負荷で、NVIDIAやARM製のグラフィックボードやGPUはこういった高負荷な作業に適しているため、これらの企業のGPUの需要が急増しています。NVIDIAは近年AI関連テクノロジーの開発に注力しており、GPUの演算処理能力を活用した自動運転カー開発ユニット「NVIDIA Drive PX 2」をリリースし、これがトヨタの自動運転カー開発に採用されたりもしています。他にも、NVIDIAの得意とするハイスペックなGPUは、ディープラーニングなどで必要な並列演算を高速処理することが可能なため、多くのスーパーコンピューターに採用されています。これらの結果、NVIDIAの売上高は前年比で56%も増加しているとのこと。

一方、IntelのAI関連ハードウェアへの対応としては、2016年8月にディープラーニング関連のスタートアップを買収し、2017年3月に自動運転カー開発に向けて1兆7600億円でMobileyeを買収。

Intelが1兆7600億円で自動運転のMobileyeを買収、自動運転分野に本格参入 - GIGAZINE


さらに、2016年9月にはチップメーカーのMovidiusを買収し、その技術を応用して安価に購入可能なUSB型ディープラーニング用端末「Movidius Neural Compute Stick」を2017年7月に発表していました。

Intelが激安1万円以下のUSB型ディープラーニング用端末「Movidius Neural Compute Stick」を発売 - GIGAZINE


なお、IntelはNervanaシリーズの詳細について明らかにしていませんが、データセンター部門のゼネラルマネジャーであるダイアン・ブライアント氏は、「IntelのNervanaプラットフォームは複雑なニューラルネットワークを訓練する際に画期的なパフォーマンスと劇的な短縮を実現するものと期待しています。2020年までに、Intelはディープラーニングに関するイノベーションを加速させ、そのパフォーマンスを100倍向上させることを目指します」と語っています。

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in ハードウェア, Posted by logu_ii