取材

「よお狙って……ばん!」「柄まで通ったぞ!」など刀剣男士が大暴れした「活撃 刀剣乱舞」放送終了記念ステージレポート


ついに19回目を迎えた徳島市をアニメ一色にする大型イベントマチ★アソビにて、2017年夏アニメとして放送された「活撃 刀剣乱舞」の放送終了記念トークイベントが行われました。ステージには刀剣男士を演じた3人の声優さんも登場し、陸奥守吉行の「よお狙って……ばん!」や薬研藤四郎の「柄まで通ったぞ!」、蜻蛉切がアニメではなった「三名槍が一つ蜻蛉切。ただいま馳せ参じました!」などのセリフを披露しながら、撮影時の裏話などが語られる大盛況のステージとなりました。

活撃 刀剣乱舞 放送終了記念ステージ - マチ★アソビ
http://www.machiasobi.com/events/touken.html

ステージに登壇しているのは、左から司会進行役のアニプレックス・カナザワさん、陸奥守吉行役の濱健人さん、薬研藤四郎役の山下誠一郎さん、蜻蛉切役の櫻井トオルさん。登場時は、声優の3人が活撃 刀剣乱舞で演じたキャラクターのセリフを披露。濱さんは陸奥守吉行の「よお狙って……ばん!」、山下さんは薬研藤四郎の「柄まで通ったぞ!」ならぬ「よお狙って……柄まで通ったぞ!」、櫻井さんは蜻蛉切の「三名槍が一つ蜻蛉切。ただいま馳せ参じました!」とサービス精神旺盛なあいさつを披露。会場は当然の如く黄色い声援で包まれました。


蜻蛉切役の櫻井さんは、今回の「マチ★アソビ vol.19」でロープウェイガイドアナウンスを担当しているのですが、会場にやってきたファンの方々にロープウェイガイドアナウンスを聞いたか質問したところ、会場の半分ほどが手をあげていました。なお、活撃 刀剣乱舞の第二部隊の中でロープウェイガイドアナウンスを行っていないのは、残すところ薬研藤四郎と鶴丸国永のみだそうで、山下さんは元気いっぱいに「やらせてください!」と、次回以降チャレンジしたい旨を公の場を借りて宣言していました。


そんな3人が活躍した活撃 刀剣乱舞は、最速だと2017年9月23日に最終回が放送されたそう。それに対してマチ★アソビが開催されている徳島では、イベントが開催された日の夜に最終回が放送されるとのこと。そこでどれくらいの人が活撃 刀剣乱舞の最終回を見たのかアンケートしてみたところ、会場にやってきた人のほとんどが既に最終回を視聴済みであることが明らかに。


イベントにやってきてくれた3振りの刀剣男士の中で、濱さんのみこれまでにマチ★アソビに参加したことがあるとのことで、他の櫻井さんと山下さんは今回が初参戦となりました。兵庫県出身の櫻井さんは地元が近いということでこれまでに何度か徳島に遊びに来たことがあったそうですが、広島出身の山下さんはこれが初の来徳でもあるとのこと。

簡単なあいさつが終わったところで、活撃 刀剣乱舞に関するトークがスタート。トークテーマは「オレ的『活撃 刀剣乱舞』名シーンTOP3」「一番思い入れがあるor苦労したシーン」「スタッフ・キャストに物申したいこと」「今だから言える裏話」の4つ。


最初のトークテーマは「一番思い入れがあるor苦労したシーン」。櫻井さんは思い入れのあるシーンに「アニメ5話の蜻蛉切が折れそうになったシーン」を挙げました。5話のアフレコ時、櫻井さんたち声優陣は6話の台本を見ていない状態だったそうで、収録時はすぐに監督にかけより蜻蛉切が折れていないか確認しに行くほど、物語の展開が気になったという櫻井さん。それに対して、他のキャスト陣は櫻井さんの焦りっぷりを楽しんでいたそうです。なお、櫻井さんが抱いた物語の展開への不安感や緊張感のようなものが反映され、結果的に良い演技になったとのこと。

薬研藤四郎役の山下さんは、薬研藤四郎が徐々に第二部隊のメンバーと仲良くなっていくように演技をすることが苦労した点であると明かしてくれました。アフレコ時には「今のは仲良すぎますね~」などと指摘されることがあったそうで、薬研藤四郎と周囲との関係の絶妙なバランス(山下さんいわく「つっけんどんのバランス」)に苦労したそうです。なお、刀剣男士を演じた声優さんたちはみんなで飲みに行くくらい仲が良いそうなので、普段の仲良し感が知らないうちに演技に影響していたのかもしれません。

最終話、共に観撃していただき、誠に有り難き幸せでございました。
またお会いできるその日まで、しばしお待ちくだされ!#活撃刀剣乱舞 pic.twitter.com/xSKhAzKM4e

— 櫻井トオル (@sakurai0814)


なお、薬研藤四郎については、アニメの全13話を通して周りとの距離感が徐々に変わっていき、最後に同じ第二部隊のメンバーのひとりである堀川国広にかける言葉が、「良いよね……」と司会を含めた4人がしみじみと語っていました。


続いて陸奥守吉行役の濱さんのお気に入りシーンは、「3話で和泉守兼定と陸奥守吉行が気持ちをぶつけ合うシーン」とのこと。これまで声優としてさまざまな役を演じてきたそうですが、自身の演じるキャラクターと他のキャラクターとの掛け合いの中で、こんなに熱く気持ちをぶつけ合うようなシーンを演じることは初めてだったそうで、とても気持ちが良く、演じていて本当に楽しいと感じられたそうです。

また、濱さんは苦労したより圧倒的に演じていて楽しいと感じるシーンが多かったと明かしており、司会のカナザワさんは「芝居のアフレコを見ていると大変そうに見えるので意外」と驚いていました。濱さんの演じていて楽しかったという話に対して、櫻井さんは声優陣はみんな芝居が大好きな人たちだったので演じていて楽しいシーンが多かった、と濱さんの意見に賛同しています。

さらに、自宅で大声で「ぐああ~」などと叫びながら演技の練習をするのはなかなか難しい、と声優あるある的なエピソードを披露して場を盛り上げる櫻井さん。大声をあげるようなシーンは練習なしで本番の収録に挑むこともあるそうで、本番でいざ演じてみると思っていた音じゃなかったりすることもあるそうですが、それはそれで面白い演技になったり、思いがけない音が監督に気に入られたりもするそう。


次のトークテーマは「オレ的名シーンTOP3」。山下さんのお気に入りシーンは、アニメ9話で坂本龍馬から刀を受け取る陸奥守吉行だそう。このシーンでは陸奥守吉行が坂本龍馬からノールックで刀を受け取るのですが、そのかっこよさもあり、さらには陸奥守吉行と坂本龍馬の土佐弁同士の掛け合いもおもしろかったそうです。なお、土佐弁で陸奥守吉行を演じた濱さんは、台本の文言を自然な土佐弁に変えるという作業も行っていたそうで、「これも苦労した(頑張った)とこかもね」と櫻井さんに指摘されていました。

続いて櫻井さんのオススメシーンについて。序盤の火事のシーンなども好きなそうですが、何と言っても和泉守兼定役の木村良平さんの熱いシーンが好きだそうで、一緒に演じられて良かったとのこと。また、アニメの1話が好きだそうで、刀剣男士の出現シーンがカッコイイと力説していました。

さらに、濱さん的名シーン。陸奥守吉行は色々な名シーンがありそうですが、意外にもオススメするシーンは最終話の最後の方にあるこれまで見なかった背景などが出てくるシーンをあげています。最終話のアフレコまでは演技に集中していてあまり背景を意識的に見ることはなかったそうですが、最終話のオススメシーンはとにかく凄まじいクオリティだそうで、「アレ?!」と目を奪われてしまったそうです。そこからufotableの背景・美術がスゴイという話題となり、最終的には「もう実写だよね!」「美術集とかアートブックほしい!」という意見までわき上がり、声優陣の中でも背景・美術は評判だったことがうかがい知れました。


続いて行われたのが、「一致団結連想ゲーム」。


例えば、「『活撃 刀剣乱舞』の蜻蛉切の好物といえば?」といったクイズが出題され……


声優陣の回答がそろったらゲームクリア、というわけ。


興味深い回答が出たのは、「アフレコ現場の人気者といえば?」というお題。


これに対して濱さんは「時間遡行軍」としており、アフレコ現場では意外な人物が人気者であったことを明かしています。なお、時間遡行軍はひとりの声優さんが大太刀や脇差などを全て演じ分けていることも明かされました。


最後はゲストの3人からのあいさつでイベントは無事終了。


活撃 刀剣乱舞の公式Twitterからはさっそくイベント終了のあいさつツイートがつぶやかれていました。

◉マチ★アソビ◉
活撃 刀剣乱舞 放送終了記念ステージ、終演いたしました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
この後も引き続きマチアソビをお楽しみください。#活撃刀剣乱舞 pic.twitter.com/qtfkdP4f7L

— TVアニメ『活撃 刀剣乱舞』 (@katsugekitouken)

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in 取材,   アニメ, Posted by logu_ii

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