なぜ緊張するとトイレに行きたくなるのか?

by Jehane

それまではトイレに行きたいと思っていなかったにも関わらず、大きなプレゼンの前など、緊張すると人は急に「トイレに行きたい」と思うことがあります。なぜ、緊張や不安を抱くと人はトイレに行きたくなるのか?そして、トイレに行きたいにも関わらず近くにトイレがないときの対処法を、科学系メディアLive Scienceがまとめています。

Why Do You Have to Pee When You're Nervous?
https://www.livescience.com/60524-why-do-you-pee-when-nervous.html


人が緊張も不安も抱いてない状態にあるとき、膀胱はリラックスした状態で腎臓から送られてくる尿を受け入れます。それに対して、膀胱の外括約筋が硬く閉じられることで、尿がこぼれてしまわないようになっています。

健康な状態の膀胱は、およそ470mlの尿をためることができると言われています。そして膀胱がいっぱいになると、膀胱から背骨を通って脳に対して信号が送られることで、人は「膀胱が満たされた」と自覚します。そして人がトイレに行くなどすると、「準備ができた」という信号を受け取った膀胱が収縮、外括約筋がリラックスすることで、排尿が行われる仕組みです。

人が緊張するとトイレに行きたくなるのは、排尿の必要性は脊髄を通る神経、脳、感情といった要素でコントロールされるためと言えますが、その仕組み全てが解明されているわけではありません。しかし、カリフォルニア大学で泌尿器学の研究を行うTom Chi教授によると、人が緊張から排尿したくなる仕組みについては、2つの仮説があるとのこと。

人が緊張や不安を抱くとき、戦うか逃げるかモードになるため、緊張状態になります。大量のアドレナリンが放出される緊張状態は、人に自分自身を解放させる必要性を感じさせ、膀胱を弛緩させるとのこと。加えて、アドレナリンの放出を受けて腎臓は尿の生産を増加させるそうです。

by Eser Karadağ

また、不安を抱くことによって全身の筋肉が緊張し、その中の1つである膀胱の筋肉が緊張状態になることで尿意を抱くという説もあります。

Chi教授は「もし不安な状態で尿意をいだき、かつすぐトイレに駆け込むことができない場合は、自分の注意をそらせるか瞑想なおして精神や筋肉の緊張をほどいてください」と語っています。

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