◆1:月食
月の表面に地球の影が映り込む月食を見れば、地球が球形をしているのが確認できます。なおより正確に記述するならば、自転する地球の影が、月食の度に円弧を描いていることが、地球が球である証です。
◆2:船と地平線
水平線の先から現れてくる船が、帆先から順番に現れてくる現象から地球が丸いことがわかります。もし、地球が平らだったら、点のような小さな船が拡大するように見えるはずです。
◆3:星座
エジプト旅行から帰ってきたアリストテレスは「キプロスでは見えない星が(南の)エジプトでは見えた」と報告しています。これは
地球が丸いから起こり得る現象です。
もしも地球が平らだったら、同じ星が観察できるはず。
◆4:棒の影
ものすごく長い棒状の物体の影を比べて見ることでも、地球が球であることを確認できます。もしも、地球が平らであれば、同じ長さの棒にできる影の長さも同じになるはず。
しかし、地球は球なので、太陽の動きに合わせて影の長さは違ってきます。
ピンとこない場合は、グレープフルーツを地球に見立てて実験する、以下のムービーを見れば解決するはず。
The Earth's Curvature is Tasty - YouTube
◆5:高いところからの眺め
遠くにある物体を、地上と高所の2カ所から眺める場合を考えます。地球が平らであれば、どんな遠くのものでも両地点から見えるはず。
実際には高いところからの方が、より遠くの物体を見ることができます。これは地球が丸い証拠。
◆6:飛行機
飛行機に乗っている時に、簡単ですが地球が球であることを感じられます。例えば、太平洋上空を飛んでいるときに水平線が見えれば、円弧を描いているのがわかるはず。また、何時間飛び続けたとしても、「地球の端」から落ちないことも地球が球であることの証です。
◆7:惑星
上空に輝く星を見ると、みな球形をしています。宇宙にある惑星がすべて球形であることから、同じく宇宙空間に存在する地球が球だろうという推測は、かなり確からしく思えるはず。むしろ、球形以外のもので公転・自転できる物体が宇宙に存在できる理屈を考えることこそ至難の業です。
◆8:タイムゾーン
太陽の周りを公転する地球は、場所によって日照時間が異なります。例えば、6月の日照時間は北半球の日本では12時間を超えますが、南半球のオーストラリアでは12時間を下回ります。これは、12月だとまったく逆の関係になります。このような日照時間の変化は、地球が自転・公転する球である場合にのみ成り立ちます。
◆9:重力
重力の大きさは場所を問わずほぼ一定です。これは、地球が球形であり、場所によらず中心から一定の距離にあるから。
もしも地球が平らであれば、場所によって重力の大きさや働く向きが変わるはず。実際にはこんな現象は起こりません。
◆10:宇宙から見る
最も簡単なのは、宇宙から地球を見ること。宇宙飛行士から送られてくる地球の写真を見れば、一目瞭然です。
こんばんは!福岡ソフトバンクホークスがリーグ優勝を決めましたね。ファンの皆様方にお祝いを申し上げます。他方で九州地方に台風が接近中です。今回の進路を考えると、ほぼ日本中の方々が警戒する必要がありますね。
私が以前撮影した、現在の台風の位置付近から進路方向を見た写真を見つけました。 pic.twitter.com/fwhZnqbgV8
— 油井 亀美也 Kimiya.Yui (@Astro_Kimiya)