Appleに切り捨てられたGPUメーカーImagination Technologiesの身売りが確定

By iphonedigital

イギリスに拠点を置く半導体メーカーのImagination Technologiesが、中国政府関連ファンド・Canyon Bridgeの子会社であるCBFIに買収されました。買収額は5億5000万ポンド(約830億円)です。

Recommended Cash Acquisition of Imagination Technologies Group PLC by CBFI Investment Limited - Imagination Technologies
https://www.imgtec.com/news/press-release/recommended-cash-acquisition-of-imagination-technologies-group-plc-by-cbfi-investment-limited-22-september-2017/

Imagination TechnologiesはiPhone 4のApple A4チップから、iPhone 7のApple A10チップに至るまで、長年にわたってAppleにGPUを提供してきた企業。しかし、2017年4月にAppleがiPhoneやiPadに使用するGPUを独自に開発する方針であることを発表しました。

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Imagination Technologiesの売上の50%もしくは60~70%がAppleとのビジネスによるものと言われており、Appleが独自にGPUを開発することを発表したのち、Imagination Technologiesの株価は最大72%下落。そして2017年6月には身売りする方針を固めます。

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そして2017年9月22日、Imagination Technologiesが売り先はCBFIになることを公式に発表しました。買収総額は5億5000万ポンド(約830億円)ですが、Imagination Technologiesの持つ事業の中のCPUコア関連(MIPSコア事業)は別の企業であるTallwood MIPSが買収することが決まっています。Tallwood MIPSはシリコンバレーのベンチャーキャピタルであるTallwood VCが設立した企業で、MIPSコア事業の買収総額は6500万ドル(約73億円)。

なお、MIPSコア事業だけが切り離して売却された背景にはトランプ大統領が中国資本による半導体メーカーの買収を大統領令を出してまで破談にした例があるためと考えられています。

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