「犯人は踊る」をプレイして「探偵」となって「犯人」を看破し脳内麻薬ドバドバに挑戦


怪しい洋館で起きた事件について、「目撃者」や「うわさ」をタネに解決を目指すアナログカードゲーム「犯人は踊る」シリーズ。大人気で重版を繰り返しつつも品薄で手に入りづらかった「犯人は踊る 第三版」が、ようやく編集部に届きました。「探偵」となり「犯人」を看破できたら脳内麻薬が止まらないと耳にしたので、さっそくプレイしてみることにしました。

ゲーム紹介:犯人は踊る 高円寺0分すごろくや
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=2776

編集部に届いた「犯人は踊る 第三版」です。梱包の上に、発送元のTakemi Shopの丁寧な感謝文が添付されていました。「犯人は踊る 第三版」の取り扱い販売店は公式の紹介ブログに一覧があるため、そちらから購入・注文が可能です。


「犯人は踊る 第三版」のパッケージ。月明りも照らさない怪しい洋館が描かれています。


カードのみで遊ぶアナログゲームのためコンパクトで、持ち運びしやすそう。iPhone 6より少し低い程度の背丈です。


パッケージ裏面には、「犯人は踊る」の背景の説明があります。「事件が起きた――。犯人は今日この場所に集まった、私たちの中にいる。」


プレイ人数は3~8と幅広く、所要時間も10~20分なので簡単に遊べそうです。他にも本品が第三版である旨や、年齢制限などが記載されています。


ふたを開けると、まずは説明書。


説明書は横開きで、表と裏がありました。表にはプレイ人数に応じたカードの配り方と、ゲームの流れが簡潔に示されています。


裏面にはゲームの勝利条件と、ゲームを進めるうえでのQ&A。末尾には内容物一覧もあるので、カード枚数の確認に用います。


それでは早速プレイしてみましょう。プレイ人数は3~8とのことなので、とりあえず4人でプレイ。説明書に倣い、「第一発見者」「犯人」「探偵」「アリバイ」「たくらみ」を1枚ずつ、あとはランダムに11枚、計16枚のカードを用います。


1人あたりの手札は4枚配られます。


今回配られたのは以下の4枚。犯人を名指しする「探偵」と、誰か1人の手札を全て確認できる「目撃者」を持っているので、まず「目撃者」で怪しいプレイヤーの手札を確認し、もし相手の手札の中に「犯人」があれば、次に「探偵」を使うことで勝てる、という勝利のビジョンがいきなり見えました。


「第一発見者」を配られた人が事件を宣言してゲーム開始。事件の内容は好き勝手に決めてOK。今回は「わたしの弁当がない」とのこと。ゆゆしき事態です。


ここから時計回りに手札を1枚ずつ場に出していき、そのカードに書かれた文章に従います。筆者の左どなりの人が「第一発見者」だったので、そこから時計回りに手番が移り、筆者は最後になりました。


2番の人が出したのは「取り引き」のカード。「他のだれか1人と手札の1枚をこっそり交換しあう」とのことなので……


3番のプレイヤーを指名し、交換が行われます。いらないカードを渡したのか、それとも押し付けたのでしょうか。


3番のプレイヤーは「一般人」を場に出しました。「出しても何も起きない」ので、そのまま次の順番へ。


4番である自分の手番が回ってきたので、早速「目撃者」を使います。さきほど「取り引き」で何かを押し付けられた3番のプレイヤーを狙います。


「犯人」を発見!


しかし、犯人はなんと「アリバイ」を持っているので、看破することができません。どうにかしてアリバイを崩さないと。


手番はプレイヤー1に戻り、「アリバイ」が場に出されました。「アリバイ」を捨てるということは犯人ではないのかも? という考えもありますが、すでに犯人は3番のプレイヤーだということを先ほど確認済みです。


2番のプレイヤーが出したのは「情報操作」。全員が自分の手札を1枚選び、左どなりの人に渡します。これはまさか……


3番の人から「犯人」を押し付けられてしまいました。「探偵」であり「犯人」という、ノックスの十戒に抵触しそうな状況。この「犯人」を誰かに渡し、「探偵」で看破したいところです。


「犯人」を押し付けてきた3番のプレイヤーが「探偵」を使い、筆者が「犯人」だと追及されますが、「アリバイ」があるおかげでセーフ。「わたしは犯人ではありません」と宣言します。


手番が回ってきて、少し悩みましたが、「探偵」を使用。「犯人」は最後の1枚になるまで出せず、「犯人」だと疑われている以上「アリバイ」を崩すわけにはいきません。3番のプレイヤーを追求しますが、「犯人」は筆者なので当然はずれ。これで「探偵」は2枚使われました。残りの手札に「探偵」が無ければ、勝利は目前。


3週目に入り、1番のプレイヤーが出したのは「たくらみ」でした。これを使うと「犯人」の味方になり、犯人とともに勝つか、犯人とともに敗けるかの一蓮托生。ともに勝利できるよう協力したいところです。


次の2番が出したのは「目撃者」。プレイヤー3を指名し手札を確認します。確認されたプレイヤー3は「一般人」でお茶を濁し次の手番へ。


筆者の番になり、緊張の一瞬。「犯人」を出せないため「アリバイ」を放棄することになりますが、これで「犯人」をまもるものはなくなります。探偵がいないことを願い……


なにくわぬ顔で「アリバイ」を捨てます。どこからともなくざわめきが響いてきました。


最後になる4週目。1番のプレイヤーが「アリバイ」を出し手札がなくなります。このゲームは手札がなくなっても勝ち負けは決まりません。プレイヤー1は「たくらみ」を用いているので、勝利・敗北は「犯人」次第です。


2番のプレイヤーが最後に出したのは「いぬ」。誰か1人の手札を1枚選び、全員に公開。これで犯人を嗅ぎ当てたら勝利という、「探偵」に並ぶもうひとつの勝利条件カード。残りのプレイヤーは2人、そのうち3番の手札はすでに「目撃者」で確認していたので……


残る4番の筆者が、「犯人」と言い当てられて敗北。「いぬ」を用いたプレイヤー2が勝ち、「犯人」を言い当てられたプレイヤー4と「たくらみ」で一蓮托生となったプレイヤー1がともに敗け。「いぬ」を最後まで隠し持っていたのが上手でした。


今回のゲームで使用されなかったカードを紹介します。「うわさ」カードは「全員で右からババぬき」という、全員の手札を引っ掻き回すやっかいなカード。これが発動されなかったため、「犯人」が特定されやすくなってしまいました。


そして、第三版から1枚だけ追加された「少年」。他全員が一度目を閉じ、「犯人」だけ目を開けて「少年」にだけ知らせます。「アリバイ」さえ通じない「少年」のピュアな心で、確実に「犯人」のありかを見抜くことができます。大人数でゲームをする場合に有用なカードです。


プレイヤーが増えれば増えるほど「犯人」探しは難しくなります。また最大8人でプレイすると使用カードにランダム性がなくなるため、「探偵が4枚使われたからあと2枚かわせば逃げ切れる」などの戦略性も増します。


コンパクトで持ち運びしやすく、初めてのプレイから楽しめる単純ながら奥深いゲームデザインのため、旅行先などで活躍しそうです。


「犯人は踊る 第三版」は希望小売価格1200円(税抜)です。すごろくやの通信販売なら1296円、Amazonでの注文なら1600円です。4人、6人、8人でプレイして比べたところ、4人では「犯人」が看破されやすいので「犯人を押し付け合い、可能な限り早く追及する」というゲームに、6人、8人とプレイ人数を増やすと「犯人」がバレにくく、また逃げやすくもなるので、「犯人の行方を探り、犯人は逃げ切る」となり、ゲーム性が変化する感覚が楽しめました。趣旨に適うのは8人プレイで犯人捜しですが、少人数で犯人を押し付けあうスピード解決もまた一味違って白熱します。何より、説明書を読みこまないままゲームスタートしても問題なく成立するゲームデザインが秀逸の一言のため、行楽シーズンに携えていき、事件を運び「死神」と称される名探偵の気持ちになってみるのもアリなはずです。

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in レビュー,  ゲーム, Posted by log1e_dh