カメラに向かってほほ笑むだけで支払いOKな「Smile to Pay」が中国のケンタッキーフライドチキンに登場


サイフやICカードなどを持たなくても、カメラを内蔵した機械の前に立つだけでコンピューターが顔を認識して本人確認を行い、「顔パス」状態で商品を購入できるサービス「Smile to Pay」が中国で開店したケンタッキーフライドチキン(KFC)の新業態店舗「K PRO」で稼働を開始しました。

Alipay Launches ‘Smile to Pay’ for Commercial Use in China | Alizila.com
http://www.alizila.com/alipay-launches-smile-to-pay-commercial-use/

Smile to Payは、アリババグループ傘下の金融子会社であるアント・フィナンシャルが提供するサービスで、KFCが中国の杭州にオープンさせた店舗「K PRO」で導入されました。


K PROは「グリーン」で「ヘルシー」をテーマにした店舗で、若者向けに新たなイメージを取り入れたメニューなどを展開しているそうです。


実際にSmile to Payを使う様子は、以下のムービーで確認できます。


Smile to Payは、人の身長よりも大きなオーダー端末を用いるシステム。本体中央部には大きなタッチディスプレイが備えられています。


まず、注文したい商品を選んで……


注文を確定します。この時、店内で座っているテーブルの番号も入力しておきます。


合計額は28元(約470円)と表示されました。普通ならここでサイフやクレジットカードを取り出して……というところですが、Smile to Payの場合は文字どおり「手ぶら」で決済が可能。


端末の画面に表示された、顔認識っぽいアイコンをタップします。


そして、端末の上部に取り付けられたカメラに顔を向けます。


すると端末が顔を認識して……


無事に認証されれば決済に進めます。


セキュリティのための二段階認証として、自分の携帯電話の番号を入力すると……


支払いが完了。


そのまま席で待っていると、店員が商品を運んできてくれるという仕組みです。


コンピューターの顔認識機能を使うということで、「なりすまし」対策も万全とのこと。同じ人物が金髪のウィッグを付けていても……


もちろん同じ人物と認識。


思いっきりメイクを変えて別人のように変身しても……


やはり認証OK。カメラに加えて3Dセンサーを併用することで認識の精度を高めているとのこと。


この他、多人数でカメラに映り込んでも自動で判別する能力も備えているようです。


アント・フィナンシャルで生体認証テクノロジー分野を統括するJidong Chen氏は、「Smile to Payで利用者に新しい便利さを提供するために、我々は常にセキュリティを技術のコアに据えています。今回はK PROでSmile to Payを提供開始することができてうれしく思っています。今後は、このシステムがデジタル金融サービスで重要な役割を果たすことを楽しみにしています」と語っています。

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