人間は35歳から仕事に嫌気がさすことが調査で明らかに

by Mary Lock

2000人の労働者を対象にして行われた調査で、35歳を過ぎた労働者は35歳未満の労働者に比べて2倍も「自分は仕事において不幸せだ」と感じていることが判明しました。

The age of discontent start at 35 | Robert Half UK
https://www.roberthalf.co.uk/press/research-finds-age-discontent-work-starts-just-35

People Start Hating Their Jobs at Age 35 - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-08-21/people-start-hating-their-jobs-at-age-35


イギリスの人材派遣会社Robert Half U.Kによって2000人の労働者を対象に行われた調査によると、35歳の労働者の6人に1人が自分は不幸せだと感じているとのこと。この割合は35歳未満の労働者のおよそ2倍にあたり、年齢が55歳以上になると5分の1が不幸せだと感じていて、3分の1が「感謝の念を感じない」と回答したそうです。なお、55歳以上の労働者の中で「職場に友人がいない」と答えたのはおよそ16%でした。

調査対象となった労働者を「18~34歳」「35~54歳」「55歳~」という3つの年齢層に分類し、自分は不幸せだと考えている人の割合をグラフ化するとこんな感じ。18~34歳の労働者が不幸せだと感じている割合は8%で、まだ仕事に希望を抱いていることがわかります。これに対して、35歳以上の労働者は2倍の16%以上が不幸せと感じており、34歳以下と35歳以上で仕事に対しての意識が大きく変化しているように思えます。


このような結果は、年齢が上がると共に会社の中での地位が上がりストレスが増すこと、あるいは昇進ができないが故に失望していくことが原因だとBloombergは見ています。また、年齢が高くなり給料が増えても、家族が出来るなどすると生活にかかるお金は増えます。「ワーク・ライフ・バランス」を取ると、自分1人のストレスマネージメントをするだけではなく、子どもたちの面倒を見る必要が出てくるのも要因の1つとのこと。

マンチェスター・ビジネス・スクールの研究者であるCary Cooper氏は「たとえ何かを達成しなくても、仕事があなたをバーンアウトさせ、家族のほうがより大切に感じる経験をします」と語っており、このようなタイミングで人は自分に対して「一体自分は何をしているんだ?」と問いかけるとのこと。

また、結婚して家庭を持っていない人にとってもターニングポイントは存在します。Johanna Bodnykさんは、あるとき、ほぼ全ての友人が結婚し家庭を持ち始めていることに気づきました。これまでのような友人関係を永遠に続けることができないと悟ったBodnykさんは、仕事を含めた、生活の全てについて再評価を迫られます。その後、Bodnykさんは仕事を変え、コーディングを学び始めたとのこと。「30代というのは、個人的な意味でも職業的な意味でも、再評価を行い変化を生み出すときなのです」とBodnykさんは語っています。

by Ρanayotis

このほかにも、労働者の5人に1人が「雇用者は全ての年代のスタッフを平等に扱っていない」と感じており、55歳以上の労働者の3分の1が若いスタッフから疎外されていると感じているとする調査結果も存在します。

アメリカ政府によって行われた調査では、2024年には全労働者の4人に1人が55歳以上になるという予測がされており、労働者を占める高年齢層は今後多くなっていく見込みです。Cooper氏は「倦怠や退屈と戦う方法はありますが、努力を要します。ハッピーアワーで飲み物を楽しむ時間をなくしても、肉体を状況に合わせて改良し、仕事上での個人的なプロジェクトに再びフォーカスを当て、情熱を燃やすのです」と語りました。

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