動画

のぞき見不可能な「魔法のモニター」を作る方法、材料は映画館の3Dメガネと偏光板を剥がしたディスプレイ


液晶ディスプレイには2枚の偏光板(偏光フィルタ)が使用されていますが、このうち1枚を剥がし、代わりに映画館の3Dメガネで使われている偏光板を使うことで、他の誰にも覗き見不可能な「魔法のモニター」が作れるそうで、実際にゆき@技術書典3(@yk_ichinomiya)さんがデモ映像をTwitterで公開しています。

出来ました。これで周りの目を気にせずネットサーフができるよー!! pic.twitter.com/CZfRK0OJun

— ゆき@技術書典3 (@yk_ichinomiya)


レンズを通して見えているのは「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」公式サイト


しかし、レンズを通さないと画面は真っ白。


また、レンズの角度を変えると色が変わってしまい……


適切な角度に戻すとまた見えるようになります。


「魔法のモニタ」の発想自体はすでに存在したものの、面白そうということで実際に作ることにしたようです。

TN式の液晶パネルを分解して前面の偏光フィルタを剥がせば、偏光板眼鏡をかけた人にしか見えない魔法のモニタ作れるのでは?って思ってググったら、案の定やってる人居た。面白そう…。

— ゆき@技術書典3 (@yk_ichinomiya)


もともと、液晶ディスプレイは偏光フィルタ2枚で挟んで作られているので、そのうち1枚を外して、3Dメガネのレンズに代わりをしてもらう、という仕組みです。

【解説】
・映画館の3Dメガネの偏光板を通して覗いてます。
・TN式でもIPSでもパネルの構造はどれも同じみたいなので、適当なやつで問題なさそう。
・シートの破片で手を切ったりガラスが割れることもあるので手袋必要かも。感電注意。
・冷陰極管の破損にも注意。
・基本、自己責任。

— ゆき@技術書典3 (@yk_ichinomiya)


なお、作り方をまとめた本を2017年10月22日(日)にアキバ・スクエアで開催される技術書典3で発行予定だとのこと。

「作り方を知りたい!」という方向けに、実際の作り方をまとめた薄い本を、10/22開催の技術書典3で発行しようと思います。(電子版も検討中)
出来れば実機も展示しようと思いますので、興味ある方はぜひ(ϋ)/#技術書典https://t.co/UbDiasAoNk

— ゆき@技術書典3 (@yk_ichinomiya)

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
窓の向こうの見えてはいけないものを覗き見できるサングラスを使った広告 - GIGAZINE

3D映画ブームを一過性で終わらせないためにどうすればいいのか、歴史と技術をひもとく - GIGAZINE

専用メガネなしでどの座席からでも映画が立体的に見える新たな裸眼3D技術「Cinema 3D」 - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.