1950年代から2000年代にかけて映画ポスターはどのように変化してきたのか?をまとめるとこうなる


映画のポスターは人々を映画館に呼び寄せるための大きな要素であり、「額縁に入れて飾りたい」レベルの完成度のものも存在します。そんな映画ポスターにも、時代によって特徴や傾向があり、1950年代から2000年代までの映画ポスターの傾向をまとめたインフォグラフィックが公開されています。

Infographic: Evolution Of Movie Poster Designs From 1950s To Present Day - DesignTAXI.com
http://designtaxi.com/news/394835/evolution-movie-poster-designs-From-1950s-To-Present-Day/

インフォグラフィックの全体像はこんな感じ。


ということで、それぞれの年代別にポスターの傾向を見ていきます。まずは1950年代のポスター。作品は730万ドルの興行収入をあげた「めまい」と1190万ドルの「或る殺人」が例として挙げられています。いずれも暖色ベースで、黒いシルエットで人物が描かれたデザイン。フォントは1920年代のドイツ表現主義のような雰囲気で、錯視など視覚的な効果が使われています。


1960年代の作品として選ばれたのは「卒業」と「風と共に去りぬ」。1950年代のポスターが象徴的なデザインであったのに対して、具体的・写実的なイラストが描かれています。色はやはり暖色メインですが、ホワイトやベージュなどのニュートラルカラーも取り入れられるようになりました。


1970年代のポスターは「ジョーズ」と「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の2作品。寒色や暗色が使われるようになり、それまでの時代とはがらりと雰囲気が変わります。イラストの周囲が白く縁取られるようになったのも特徴の1つ。光の表現によって主人公に目が行くようにデザインされており、光・闇・デザイン効果によって希望や不吉さを作り出しています。


1970年代のポスターに引き続き、光や影が効果的に使われているのが1980年代のポスターです。「E.T.」と「スカーフェイス」という2つのポスターはいずれもダークな色合いがメインとして使われ、イラストに変わって写真が使用されるようになりました。


パルプ・フィクション」と「ジュラシック・パーク」という2作品に代表される1990年代のポスター。1980年代に引き続きダークカラーがメインですが、暖色がアクセントとして再び取り入れられるようになってきました。パルプ・マガジンやロゴなど、ポスター以外のものを模しているデザインのポスターもこの頃から始まったもの。


2000年代になるとミニマルなデザインでストーリーを語るタイプのポスターが登場。「リトル・ミス・サンシャイン」と「月に囚われた男」のいずれもタイトル表記にはシンプルなサンセリフフォントが使用されています。暖色メインのポスターも再来し、視覚効果を使うなど、ありし日のポスターデザインに対するオマージュも見られます。

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in 映画,  デザイン, Posted by logq_fa